Night/Knight 第22話 思惑と現実の偏差(へんさ) 作:福山漱流
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♂魁村 輝久(かいむら てるひさ) :鬼島組 直参 魁村組 組長。インテリタイプで神経質。見た目30代前半。
元々二次団体の組だった魁村組を一代で直系にまで押し上げた実力者。吸血鬼と同盟を結び、鬼島家の転覆をはかっている。
♂鬼島涼(きじま りょう):鬼の一族を統率する組織『鬼島組(きじまぐみ)』の組長。人間界では17歳と偽っているが200歳を優に越えている。
楽観的で浮ついた性格だが、仲間思い。ヘブリニッジを統括していた鬼の一族、鬼島家の現当主。
♀魄稜 摩季(はくりょう まき) :鬼島組直系 魄稜会 会長。妖艶であり、頭の回る狡猾な女性。見た目30代前半。
実力のみでのし上がってきたタイプで、高い向上心を持つ。
♂犀魏 拓臣(さいぎ たくみ):鬼島組直系 犀魏組 組長。30代の見た目。
脳筋という言葉が似合う気性の戦闘狂。横柄な態度で人と接する事が多く、周囲から反感を買うことが多い。
刃向かうものは全て力ずくでねじ伏せてきており、『鬼島の暴龍』のあだ名が付くほど。龍の由来は右の肩から腕にかけて彫られた刺青から。
♀樋高 郁(ひだか いく):鬼島組若頭補佐。見た目20代。涼や美嘉と腹違いの姉で人間との混血。母親の死によって鬼島家に引き取られ、現在の地位に。
父親との確執はあるが、涼や美嘉との関係は良好。性格は温厚であり争い事はなるべく避ける。
♂魁村 輝久:
♂鬼島涼:
♀魄稜 摩季:
♂犀魏 拓臣:
♀樋高 郁:
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摩季:急な招集だけど。なにごと?
拓臣:吸血鬼共との戦いをそっちのけでしゃべるんじゃ。しょうもないことじゃなかろうのぉ?
輝久:急な招集。申し訳ありません。しかし、急を要することが起こったので・・・。
拓臣:下らん挨拶なんぞはいらん。さっさと用件を言えや。
輝久:それでは。・・・これはまだ公にしていないのですが。先ほど、我らが頭首、鬼島涼が「夜の王」夜巳 鎮(やみ まもる)と戦闘を行い、死亡しました。
摩季:うそ・・・。
拓臣:なんじゃと?
輝久:詳しい情報は入っていないのですがね。一対一での対決に敗北したのです。
摩季:それが本当なら・・・マズいわね。
輝久:はい。したがって、このような場を急きょ設けさせていただきました。
拓臣:吸血鬼どもが・・・、やってくれよったな。皆殺しじゃあっ!今すぐ打って出て血祭りにあげちゃらぁっ!
輝久:待ってください。かたき討ちも肝心ですが、今のままでは指揮が乱れます。
拓臣:なにを指図してくれとるんじゃ!貴様はワシの頭じゃなかろうが!
輝久:その通り。ですが、同じ鬼島組の幹部です。意見は聞いてもらうスジはあるのでは?
拓臣:偉そうにべらべらと・・・っ!
摩季:やめなさい。二人とも。ここで喧嘩をしている場合?
拓臣:貴様も同じじゃ魄稜!男ん会話にしゃしゃり出てくるんじゃないわぁっ!
摩季:バカバカしい。血の気が多いのはわかるけど、少しは落ち着きなさい犀魏。
輝久:憤るのはわかります。しかし、今一斉に打って出たところで寄せ集めの集団では吸血鬼は倒せません。
拓臣:じゃあ、黙ってやられるままかい!
摩季:だれもそうするとは言ってないでしょう
輝久:頭首が倒れた以上、新たに誰か鬼島家を率いる者が必要です。そうすれば兵隊どもの士気は下がりません。
摩季:代理を立てるわけね。
拓臣:代理じゃと・・・?まさか、貴様が代理に立つとかいうんかい。
輝久:私が?いえいえ、滅相もない。確かに魅力的な立場ではありますが、身の程を思えば荷が勝ってますよ。
摩季:確かに。あ、私もパスだから。責任者とか私きらいだから。
拓臣:ヘタレ共が。ほんならワシが・・・
輝久:いえ、犀魏。一人忘れていませんか?代理に立つべき立場の人を。
拓臣:あぁ?
輝久:樋高 郁。我らが鬼島組若頭補佐ですよ。
拓臣:あのお嬢ちゃんにじゃと?
輝久:ええ。鬼島組は血統を重んじる組織です。血筋のないよそ者がトップに立つより、鬼島の血脈がトップに立つのは道理ではないですか?
摩季:確かに。郁ちゃんは腹違いとはいえ、涼君のお姉さんだもんね。
輝久:妹君・・・美嘉(みか)様も行方不明のままです。今、一番代理にふさわしいのは彼女です。
拓臣:・・・鉄火場に立ったことのない小娘に頭首が務まるか?
摩季:誰だって初めてはあるはずよ?経験が物をいう世界だしね。
拓臣:だったら経験者がこの場を収めるんがスジじゃろう!
輝久:では、この組が何よりも重んじる血筋を否定すると?それは反逆行為と同義ではなかったですか?
拓臣:ぐっ・・・。
郁 :あの・・・みなさん。
摩季:郁ちゃん。いつからそこに?
郁 :実は、会議の初めから・・・。あの、私。なにも知らないです。鬼島家とか、吸血鬼との軋轢とか・・・。
輝久:・・・そうですね。貴女は、長い間、門の外で暮らしてきたお方ですから。
郁 :ですから、なにをどうすればいいとか、わかりません。・・・ですが。えっと。
拓臣:なんや。言うてみい。
郁 :・・・私、仇を討ちたいです。涼君の・・・。大切な家族の仇を討ちたい。だから、もし、私が代理として立つべきというのなら立ちます。
摩季:ふぅん。これ、もう決まりよね?
輝久:ですね。
郁 :頼りない頭首代理になると思いますが、おねがいします。サポートしてください。
摩季:ここまで言われたら、しないわけにはいかないわよね。
輝久:もちろんです。鬼島組の者としては。ですよね?犀魏。
郁 :拓臣さん・・・。
拓臣:・・・ああ、異存はないわ。代理に立てや。
郁 :ありがとうございます!
輝久:それでは、満場一致ですね。内務系は今まで通り、私がサポートしていきます。二人は・・・
拓臣:じゃが、気に入らんのぉ。
輝久:はぁ・・・まだなにか?
拓臣:郁ちゃんが代理で立つ言うんは文句ない。じゃが、お前がその参謀みたいに偉そうにしとるのは納得がいかんのぉ?
輝久:何を言うかと思えば・・・。
拓臣:お前、このまま組を乗っ取るつもりじゃないんか。
摩季:へぇ?どうしたの。今日は案外頭が回るじゃない。犀魏。
拓臣:おどれはワシをバカにしとんか魄稜。・・・ま、それはどうでもええ。で、どうなんじゃ。魁村。
摩季:まぁ、気になるわよねぇ。いきなり自分の役職は確保しようとするわけだし?
輝久:魄稜まで・・・。いいですか。私はやましい思いでこの場をどうこうしたいわけじゃない!
私は、この鬼島組の存亡を第一に考えて・・・
涼 :へぇ?「やましい思いはない」ねぇ?「鬼島の存亡を第一に考えて」って?じゃあ、なんで俺が死んだことになってんだ?
輝久:なっ・・・!?
郁 :えっ!?涼・・・くん!?死んだって・・・
涼 :や、義姉さん。大丈夫だよ。俺、ちゃんと生きてっから。
それで?聞かせてくれよ。輝久。「鬼島の存亡」を考えてどうするって?
拓臣:おい、魁村ァ。どういうことじゃこれは。
摩季:一気にきな臭くなったわねぇ?涼君。生きてるんだけど?
輝久:・・・は、ハハハ。まさか、こんなことが。・・・よかった。
涼 :あ?ナニを言ってんだ?
輝久:よかったです。頭首。生きておられて。私はてっきり、死んでしまったと・・・。
涼 :思い込んで、喜び勇んで幹部会を開いたんだろ?自分が組を乗っ取るつもりで
輝久:そんな。そんな滅相も・・・
涼 :輝久。しらばっくれんなよ。ネタは上がってんだよ。
輝久:は・・・?
涼 :コイツがさぁ。オレと鎮が戦ってる場所にいたんだわ。陰からこっそりと窺う形でな。
郁 :これ、使い魔・・・?魁村組の紋がついてるけど・・・。
摩季:それで、夜の王と涼君が戦ってるところを盗み見してたわけ?
輝久:まさか・・・あの時・・・
拓臣:あの時?なにが「あの時」なんかのぉ?魁村ァ。言うてみぃや。
輝久:いえ、それは・・・その・・・
涼 :さぁ、どうしたよ?言い訳なら聞くぞ?なんで使い魔があの場所に居たんだ?オレ、鎮と戦う場所なんて誰にも言ってなかったはずだけど?
輝久:頭首に危険があってはならないため・・・私が独断で・・・
涼 :オレを見張らせてたわけ?へぇ。そう?
摩季:でもさぁ、危険があったらダメとか言っておきながら。さっきの口ぶりだと、助けに行ってないわよね?おかしくない?
輝久:それは・・・
郁 :輝久、あなた・・・
涼 :あ、あともう一つ。輝久。お前に言いたいことがあるんだけど。
輝久:・・・なんでしょう。
涼 :美嘉・・・。大分いたぶってくれたみたいだな?
輝久:っ!?
拓臣:おい、魁村ァ!貴様、端(はな)から裏切っとったんかい!
摩季:嘘だけじゃなく、若頭の誘拐も自作自演とか・・・。いい度胸ね。
涼 :さっき、鎮から連絡があった。お前が有事で使うセーフハウスの地下で発見したってな。
輝久:・・・くそ・・・くそがぁっ!
郁 :きゃあっ!?
涼 :義姉さん!
輝久:動くな!全員!そこを動くなよ!動いたら、コイツの喉を掻き切るからな。
郁 :輝久・・・やめなさい
輝久:アンタはだまってろ!・・・ほら、道を開けろよ。コイツがどうなってもいいのか?
拓臣:てめぇ・・・どこまで堕ちた。
輝久:あ?堕ちた?ナニを言ってんのかなァ。もとから俺はこうだよ!
摩季:いけすかないとは思ってたけど、ここまでとは。
輝久:お褒めに預かり光栄。だが、魄稜。その手には乗らねぇぞ?お前、急に眼を合わせようとしやがったな?瞳術(どうじゅつ)を使うテメェのやり口は知ってんだよ。
摩季:ちっ・・・。めんどくさい奴。
輝久:さぁ、道を開けてもらおうか?さもないと人質の命はないぞ?
涼 :失望したよ。輝久。
輝久:あ?テメェなにし・・・て・・・
摩季:この・・・重い空気・・・
拓臣:『畏敬の気』かい・・・
涼 :いい加減、足掻くのをやめろよ。輝久。これ以上なにかしても結末は変らねぇ。
輝久:・・・いやだ。いやだいやだ!死にたくないっ!
郁 :(小声で)仕方ない。術式展開『閃光』
涼 :ぐっ!?なにっ!?
摩季:閃光弾!?くっ・・・
拓臣:姑息な手をっ!
涼 :ぐっ・・・。くそっ!
輝久:今のうちにっ
郁 :ちょっとっ!あぁっ!
摩季:郁ちゃんを連れて逃げたみたいね
拓臣:裏の隠し通路からか!
涼 :犀魏、摩季さん。ここは任せる。吸血鬼との戦闘を続けてるやつらを戻してくれ。
今回の騒動の一件はアイツが犯人だ。今ので分かっただろ。
摩季:それはいいけど、吸血鬼は
拓臣:奴らは知っとるんかい。このことを。
涼 :そこは鎮たちが何とかしてくれる。今、同時進行で戦闘中止が伝達されてる頃だ。
拓臣:要らんちょっかいは入らんのじゃな?
涼 :ああ、そういう約束になってる。だから、二人にはその対処を。俺は輝久を追う。
摩季:わかった。ここは私たちで何とかするから。行って。
拓臣:魁村の野郎を連れて帰れや。ワシが直々にシメたらァ。
涼 :ああ、それじゃあ。任せた。
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輝久:くそっ!くそっ!くそっ!なんで、なんでこうなった!
俺のプランは・・・完璧だったはず・・・
郁 :・・・情けない。詰めが甘かったのよ。輝久。
輝久:し、しかし!確実に俺は指示通りにやってきた!俺は悪くない!
郁 :ルドルフがやられた時点で身をひそめるべきだった。それなのに、権力を握るので頭をいっぱいにしたのは誰?
輝久:そ、それは・・・。
郁 :あーあ、これじゃあ、失敗じゃない。せっかく「あの人」がきれいにお膳立てしてくれたのに、台無し。
輝久:・・・頼む。
郁 :なに?
輝久:助けてくれ。なんだってする。どんなことでもするから、俺を助けてくれ。頼む!
郁 :もう助けたじゃない。涼君たちから。さらに面倒みさせるの?
輝久:お願いだ!ここでアンタに見放されたら、俺は、確実に奴らに殺される!いや!吸血鬼どもにも追われる!
そうなったら、生きていけない!殺される!俺は!まだ死にたくない!
郁 :はぁ・・・見苦しい。
輝久:えっ・・・
郁 :ねぇ、輝久。今のアナタ、一般的になんていうか知ってる?
輝久:今の・・・俺・・・?
郁 :負け犬っていうの。それとね・・・?(殴る
輝久:がはっ!
郁 :アナタ、用済み。使えない道具は要らないの。
輝久:・・・ま、待ってくれ。チャンスを、チャンスをくれ!
郁 :コンティニューコインはもう無いの。それにこれは、「あの人」の命令でもあるし。
輝久:・・・それって。
郁 :そう。アナタは「処分」だって。だからね。ここで、死んで。
輝久:いや・・・いやだぁっ!
郁 :逃げるの?でも、逃がさないから。術式解放「魔弾・絶命」
輝久:が・・・ごふっ・・・い、いや・・・だ。しにたく・・・な・・・い。
郁 :ほんと、最期まで見苦しい。これだから、魔族って大嫌い。
涼 :義姉さん!
郁 :あ、涼君。
涼 :・・・これは?
郁 :ああ、これ?
涼 :義姉さんがやったの?
郁 :うん。そうなるね。
涼 :どうやって・・・義姉さん、魔術とか使えなかったはずじゃ・・・
郁 :もう。人質になってた女の子に言うセリフがそれ?もっと別の言葉があるんじゃないの?
涼 :あ、ああ!ごめん!けがはない?義姉さん。
郁 :うん。大丈夫。ありがとう、涼君。
涼 :そか、ならいいんだ。義姉さんに何かあったら、俺。
郁 :大丈夫。何かあるときは涼君が守ってくれるんでしょ。
涼 :うん、そうだな。義姉さんは俺が守るから。
郁 :ありがと。心強いよ。・・・ねぇ、涼君。
涼 :なに?
郁 :もし、私が敵になったら。涼君はどうする?
涼 :どうするって、そんな。
郁 :もしもの話。どうする?敵になったら。やっぱり私も殺す?
涼 :・・・それは、したくない。
郁 :したくないの?しないんじゃなくて?
涼 :・・・俺は、義姉さんのコト家族だと思ってる。腹違いとか人間だとかいう奴もいるけど。
俺は、義姉さんを手にかけたりはしたくない。
郁 :でも、殺さなきゃいけないって状況になったら?
涼 :そういうことに・・・ならないように願ってる。
郁 :断言はしてくれないんだね。すこし、寂しいな。
涼 :いや、それは・・・その・・・
郁 :大丈夫。わかってるから。・・・帰ろっか。涼君。
涼 :ああ、そうだね。帰ろう。
郁 :変なこと、聞いてごめんね。
涼 :いいよ。俺は、大丈夫だから。
郁 :うん。いい子だね。涼君。
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涼 :ただいま。状況はどう?
摩季:魄稜会は撤収完了。
涼 :被害状況は?
摩季:けが人は相当出てるけど、大した怪我じゃない。数日安静にしたら治る程度。
拓臣:犀魏組も撤収完了じゃ。こっちもちんまい怪我人だけじゃのぅ。・・・魁村の野郎は。
涼 :死んだ。わかった。・・・本当に、見せかけの戦争だったんだな。
拓臣:そうじゃのぅ。手加減されたのが丸見えじゃ。腹が立つのぅ。
摩季:でも、本気でやり合ったらこれ以上の被害だったんでしょ?
涼 :そうなったら、この街の均衡が崩れる原因になるからな。そんなことになったら・・・。
拓臣:わかっとるわ。門の向うの魔術師どもがやってくるっちゅうことじゃろ。
涼 :全く・・・。鎮はどこまで見てるんだろうな。
摩季:見てるって、この状況を?
涼 :そう。憎らしいくらいにな。
郁 :伊達に「夜の王」の異名を持ってないっていうことだね。
拓臣:名前だけじゃないっちゅうことかい。上手いようにしてやられたか。
郁 :でも、いつかは超えるんでしょ?涼君は。
涼 :超えたいなとは思うけど・・・できるかなぁ。
摩季:それ、部下の前で言わない方がいいと思うんだけど?
拓臣:ちっ、頭がヘタレじゃと意欲も削がれるのぉ。
涼 :あ、ご、ごめん!!
拓臣:まぁええわ。ワシはこれで帰らせてもらうで。後んコトは任せたけぇな。
摩季:全く、面倒ごとを押し付けてくれちゃって・・・。
涼 :とりあえず、みんなありがとう。後のことは俺が何とかするから。休んでよ。
摩季:いいの?勝手にするけど。
郁 :涼君、休まなくて大丈夫?
涼 :俺は大丈夫。むしろ、義姉さんは休んで。あんなことがあったばっかりだし。
郁 :うん・・・ありがと。
涼 :じゃあ、とりあえず後で招集かけると思うけどそれまで、みんな休んで。
いろいろありがとう。
摩季:はいはい。それじゃね。
郁 :涼君。
涼 :なに、義姉さん。
郁 :ううん。何でもない。
涼 :どうしたの?今日の義姉さんなんかおかしいよ?
郁 :うん。そうだね。やっぱり、ちょっと疲れてるのかも。
涼 :だったら、早く休まないと。
郁 :うん。・・・あのね。涼君。
涼 :なに?
郁 :助けてくれてありがと。うれしかったよ。
涼 :おう、当たりまえだよ。家族だからな!
郁 :・・・うん。そうだね。家族、だもんね。
涼 :ん?
郁 :ううん。なんでもない。それじゃ、後でね。涼君。
涼 :うん。また後で。
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拓臣:次回のNight/Knightは
摩季:終結した闘争
涼 :徐々に日常が戻る中。新たな騒動も持ち上がる
輝久:Night/Knight 第23話 幕間 その1
郁 :魔族たちには休まるときは無い。
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