Night/Knight 第19話 暴龍 対 狂騎士(きょうきし) 作:福山漱流

タイトル画像

♂犀魏拓臣(さいぎ たくみ):鬼島組直系 犀魏組 組長。30代の見た目。
              脳筋という言葉が似合う気性の戦闘狂。横柄な態度で人と接する事が多く、周囲から反感を買うことが多い。
              刃向かうものは全て力ずくでねじ伏せてきており、『鬼島の暴龍』のあだ名が付くほど。龍の由来は右の肩から腕にかけて彫られた刺青から。

♀アルマ・フォン・ターク:純血吸血鬼であり、吸血鬼界の名家『ターク家』の家長。見た目20歳くらいだが、実年齢は300オーバー。
            騎士道に準じた在り方を重んじる。

拓臣:
アルマ:

==========================================

拓臣  :壮観じゃのう。こぎゃあに面子が揃うなんてもんは。
    だいぶ見とらんかった光景じゃ。
    (深呼吸)・・・胸が躍るのぉ。待ちに待った戦じゃあ!

アルマ:おや。もういたのか鬼島の暴龍。

拓臣  :お前さんは誰じゃ。

アルマ:申し遅れた。ターク家が家長。アルマ・フォン・ターク。
    鬼との戦争。その先陣を任された者。

拓臣  :ほう?ターク家っつったら、吸血鬼 四名家(よんめいけ)の1つか。
    んなら、若頭の誘拐に絡んどるかもしれんのか。

アルマ:ん?誘拐?なんのことかな?

拓臣  :すっとぼけるんも大概にせぇ!あんな脅迫文を寄越しておいて知らん言うのは筋が通らんぞ!

アルマ:ふむ・・・。私としては全くもって身に覚えがないのだが・・・。まぁいい。戦うんだろう?犀魏。
    楽しく踊ろうじゃないか。私と。

拓臣  :フン。女を殴る趣味はないんじゃがのぅ・・・。じゃけぇ言うて。若頭のこともある。ブチのめさんわけにはいかんのぅ!!

アルマ:フフン。いい殺気だ。気持ちいいよ。さぁ、踊ろう。鬼島の暴龍。ワルツの時間だ。

拓臣  :舐め腐りおって・・・。ええか!お前ら!手ぇだすんじゃねぇぞ!コイツは・・・ワシのもんじゃ!!(殴りかかる

アルマ:よっと。

拓臣  :フン!避けるか!じゃが、これはっ、どうじゃっ!

アルマ:左フック。からの、右。・・・読めてるよ。セオリー通りだね。

拓臣  :避けながら!解説たぁっ!余裕とっ!言いたいんかい!(殴り続ける

アルマ:いやいや。そういうわけじゃない。気に障ったなら謝ろう。(すべて回避する

拓臣  :(距離を取る)フン、キザを気取るんも大概じゃなぁ?

アルマ:そうだろうか?いたって私は普通なのだが?

拓臣  :気に入らん。貴様は気に入らん!

アルマ:何をそんなにイライラしているのかな?さぁ、早く続きを・・・

拓臣  :その口ぶりが気に入らんのんじゃあっ!

アルマ:がはっ・・・!

拓臣  :フン。吹っ飛びよったか。家長言うてもこの程度・・・

アルマ:クフフ・・・アハハッ・・・ハハハハハッ!

拓臣  :あ?

アルマ:いいね。犀魏 拓臣。二つ名に違わぬ剛腕。(ゆらりと立ち上がる

拓臣  :オメェ、何笑ってやがる。

アルマ:いや、失礼。ひさしぶりに・・・ほんっとうに久しぶりに本気で戦えそうだなと思っただけなんだ。

拓臣  :あ?何を言うとんじゃ貴様。

アルマ:なぁ、犀魏。今、全力で戦ってないだろう?

拓臣  :ハン!当たり前じゃ。なんで、全力を出さにゃならん。貴様らひょろっこい吸血鬼ごときに。

アルマ:じゃあ、どうしたら、本気を出してくれる?

拓臣  :ワシに、傷をつければ本気で相手をしてもええかもな。

アルマ:君に、傷かぁ

拓臣  :知っとろうが。ワシは鬼の中で一番強い!硬さも!力も!だからこそ暴龍の名を・・・

アルマ:貫け、ブラッド・ランス。

拓臣  :ぐぬうっ!?

アルマ:へぇ!ノーモーションで撃ったのに、ブラッド・ランスを受け止めるなんて。

拓臣  :人がぁ・・・しゃべっとる最中に・・・攻撃するのは、ルール違反じゃろうが!

アルマ:ほう。へし折るなんて。やはり一筋縄じゃ行かないようだ。・・・だけど

拓臣  :クソが・・・

アルマ:ひと傷付いたね。大丈夫?手。握れる?

拓臣  :これくらい、すぐ治るわ。心配されんでもな

アルマ:高速回転するランスを素手で握ったのに薄皮えぐる程度か・・・。
    本当、君は厄介そうだ。

拓臣  :人を小馬鹿にするのもいい加減に・・・

アルマ:マルリス嬢に敗れたそうだな。

拓臣  :あ?

アルマ:以前、私はマルリス嬢と戦って互角に渡り合った。とても楽しい瞬間だった。

拓臣  :お前、あのクソチビの知り合いか。

アルマ:もちろん。同じ四名家だからな。

拓臣  :ワシは!負けとらん!夜の王がしゃしゃり出んかったらワシのほうが勝っとったんじゃ!

アルマ:それはどうかな?あの時が、彼女の本気と思うのならそれは間違いだ。
    
拓臣  :それは、奴が本気を出しとらんかったっちゅうんか!

アルマ:もちろん。彼女が本気を出していたら、今頃君は死んでいただろうね。

拓臣  :そう言い切る理由は

アルマ:私が唯一敗北を味わった相手だからだよ。

拓臣  :敗北じゃあ?単に貴様が雑魚だっただけじゃろうが

アルマ:じゃあ、そんな雑魚に君は傷つけられたというわけか。

拓臣  :貴様ァ・・・

アルマ:認めたらどうだい?マルリス嬢は強かったと。そして、負けたと。

拓臣  :認めるかボケェ!・・・ええじゃろう。今ここでお前をノメしてあのクソチビもひき肉にしてやるわぁぁっ!

アルマ:フフン。そうこなくては。

拓臣  :穿ち現れぃ!金剛杵(こんごうきょ)

アルマ:金棒・・・。それが、君の得物か。

拓臣  :鬼の象徴じゃ。恐れ慄き、力を示す形じゃ。これを抜かしたんじゃけぇな。
    ただで済むと思うなぁっ!(振り下ろす

アルマ:っと。すごい風圧。

拓臣  :一発避けたくらいで、いい気になるなよ!

アルマ:ハハッ!これはっ!なかなかにっ!危険だねっ!(回避しつつ

拓臣  :いつまで!ちょこちょこと!逃げ回るつもりじゃあっ!

アルマ:ま、確かにね!逃げ回っててもっ!勝ち目は薄いか!

拓臣  :なら、おとなしゅうぶちのめされろや!

アルマ:じゃあ、そうしてみようか。(立ち止まる

拓臣  :死にさらせやぁぁぁっ!(アルマの脳天めがけて振り下ろす

アルマ:来い。ブラッド・エッジ。

拓臣  :な・・・にぃっ!?盾じゃとぉっ!?

アルマ:知らないかもしれないから、教えておこう。
    吸血鬼にはね?技能として、血を使って刃を作る『ブラッド・エッジ』という技がある。
    これは、少々特殊な技でね。吸血鬼各々が得意な武器の形にしかならないんだ。

拓臣  :貴様は・・・それが盾っちゅうことかい。

アルマ:ご名答。本来ならすべからく刃物になるはずが、私は異例なようで盾にしかならなかった。
    おかげで、別の技としてさっき見せたランスを作る羽目になったけどね。

拓臣  :そうかい・・・。じゃが、関係ないわ!このまま盾ごと、押しつぶしてくれる!

アルマ:来い。ブラッド・ランス。

拓臣  :ぬっ!?ちぃっ!

アルマ:すぐに距離を取ったのは正解。・・・だがねっ!(距離を詰める

拓臣  :なっ!?ちいっ!(ランスを受け止め、鍔迫り合いになる

アルマ:私も速度には自信があるのだよ?

拓臣  :全く、気に入らんのぅ・・・。

アルマ:ん?なにがかな?

拓臣  :速いんが強い・・・みたいになっとるんが気に入らん。

アルマ:そうかいっ!(突き飛ばす)なら、実証してくれたまえっ!(突っ込む

拓臣  :ぬぅぅぅぅぅっ・・・かぁぁぁぁつっ!!

アルマ:っ!?ぐあっ!?(衝撃波に飛ばされる

拓臣  :本気が・・・みたいんじゃったのぅ?

アルマ:なにが・・・起こった・・・

拓臣  :ワシの本気。その目ん玉見開いてよぉ見ることじゃのぅ!

アルマ:気迫・・・いや。オーラとでも言えばいいか。

拓臣  :いくで。用心せぇよ?

アルマ:忠言感謝するよ。

拓臣  :だあぁぁぁぁっ!

アルマ:横薙ぎの一撃か!ブラッドエッジ!

拓臣  :そんな板切れなんぞぉぉぉっ!

アルマ:ぐぅっ!?押し負ける・・・?

拓臣  :砕いて・・・やるわぁぁぁっ!

アルマ:があっ!?(直撃を受け、飛ばされ、地面に転がる

拓臣  :はぁっ・・・はぁっ・・・!えろぅ、硬い板切れじゃなぁ。

アルマ:ぐっ・・・づぁ・・・ははっ・・・。大分、堪えたよ。犀魏。

拓臣  :本気でぶち抜いてやった言うのに。もう立つか。

アルマ:そりゃあ、そうだろう?我々は人外なのだから。とはいえ、自己修復に大分魔力を使わされた。

拓臣  :なんじゃい。もう降参か?

アルマ:冗談じゃない。やっと楽しくなったんだ。第二戦といこうじゃないか。

拓臣  :ほな・・・いくでぇっ!

アルマ:ブラッドエッジ!

拓臣  :同じ芸が通用すると思うかっ!

アルマ:ぐぅっ!受け止めるだけでも・・・つらいなっ!

拓臣  :もう一度・・・へし折ってやらぁぁぁっ!

アルマ:・・・ペイバック。

拓臣  :があっ!?(盾からの衝撃に吹き飛ぶ

アルマ:おお。ちょっと飛んだか。あの巨体が飛ぶとはすごい威力だ。

拓臣  :何をしよった。貴様・・・

アルマ:ん?ああ、今のね。君がこの盾に与えた力をそのままお返ししたまでだよ。

拓臣  :また、厄介なもんを・・・

アルマ:どうしたね。気後れしたかい?

拓臣  :ハン!誰が。

アルマ:フフン。悪い顔だな。

拓臣  :貴様は気に入らん。だが、戦いは別じゃ。それ以上に面白い。

アルマ:だろうね。私も久しぶりに滾ってきたよ。

拓臣  :・・・いくで。

アルマ:ああ、おいで。

拓臣  :はぁぁぁっ!

アルマ:ぐっ・・・はぁっ!(盾で受け止め、槍を突き出す)

拓臣  :づぅっ!ぬあぁっ!(ぎりぎりで避け、横薙ぎに振る)

アルマ:せあっ!(盾ではじく)

拓臣  :だあらっ!(弾かれた杵を戻す力で袈裟に振り下ろす)

アルマ:づぅっ!なかなか、やるな。(ぎりぎりのところで防ぐ

拓臣  :とっさに槍で受け止めたか。だがっ!

アルマ:ぐぅっ!?

拓臣  :盾ほど固くはないようじゃのぅ!?

アルマ:当たり前だ・・よっ!(蹴る

拓臣  :づぅっ!?(たたらを踏んでよろける

アルマ:ふぅ、危ない危ない。

拓臣  :距離を取ることだけは上手いのぅ。

アルマ:こう見えて、近距離戦は苦手なんでね。得物も中距離に向いてるだろう?

拓臣  :ワシは、近距離がええんじゃがのうっ!(突っ込む

アルマ:させないさ。射貫け!ブラッドランス!

拓臣  :むだムダ無駄ぁっ!

アルマ:叩き落すか。なら、これはどうだい!?

拓臣  :数が増えたところでぇっ!

アルマ:一斉射!

拓臣  :薙ぎ払うまでじゃあぁぁぁっ!(一振りですべてを落とす

アルマ:ちぃっ!

拓臣  :盾は構えさせん!

アルマ:しまった!ぐふっ!?(みぞおちに拳が入る

拓臣  :これで・・・しまいじゃぁっ!

アルマ:がああっ!

拓臣  :フン。どうじゃ。ワシの強さ。思い知ったか。

アルマ:・・・ふふふ。あはははっ!

拓臣  :なんじゃ。気でも狂うたか。

アルマ:血だ・・・。私の血。・・・生きている証・・・。

拓臣  :何をぶつぶつと・・・

アルマ:フルアーマー。ブラッドメイル。

拓臣  :今度は何をするつもりじゃ。

アルマ:楽しい。面白い!こんなにも充実しているのはひさしぶりだっ!

拓臣  :あ?

アルマ:今度はこちらから行くよ?はぁっ!

拓臣  :速度が上がって・・・ぐぬっ!?

アルマ:無理やりランスをつかんだか。その選択は正解。

拓臣  :ぐ・・・あああああっ!

アルマ:どこまで掴んでいられるかな?

拓臣  :貴様・・・ワシが逃げんと知ってわざと・・・っ!

アルマ:逃げたら・・・後ろに被害が行くものなぁ?

拓臣  :関係のない雑魚どもまで、巻き込んで楽しいか。アルマァ・・・っ!

アルマ:名前を呼んでくれてうれしいよ。犀魏。
    そして、その問いに答えよう。否だよ。これでも私は騎士であると思っているからね。

拓臣  :なら、なんで巻き込むような、事をするっ!

アルマ:簡単なことさ。もっと君と心ゆくまで戦いたいからだ。

拓臣  :なんじゃと?

アルマ:今の君はいろいろなしがらみを胸の内に抱えている。鬼島家だの、なんだのっていうね。
    それがなくなれば、私と思う存分戦えるのではないかとね。

拓臣  :そのために、己の騎士道を捨てるっちゅうんか

アルマ:ああ、そのとおり

拓臣  :クッ・・・ハハハっ!ナハハハハハハ!・・・ぜああっ!(アルマのランスを折る

アルマ:ほう、まだ力が余っているか

拓臣  :・・・すまんかったの。

アルマ:ん?なにがかな?

拓臣  :力と力のぶつかりあい。それがお前さんの望みだったのう?

アルマ:そうだね。

拓臣  :ワシは、今まで強いモンと戦って来た。そんで、尽く潰してきた。
    そうした内に、闘えるモンがおらんようなってしもうた。

アルマ:急にどうした?

拓臣  :まぁ、黙って聞けぇや。
    いつからかワシは、暴龍なんぞ呼ばれるようになって、さらに闘うことが減った。
    暴力こそが全てだったこのワシが、力を振るわんようになった。
    いつの間にやら、あきらめとったんかもしれんなぁ。

アルマ:力を振るうことがもうないと?

拓臣  :そうじゃ。そのとおりじゃ。しかし、今、お前さんとやり相うて気づいた。
    世の中にはまだ、強い奴がおる。戦いができるやつがおるってな。

アルマ:フフッ、そうか。

拓臣  :アルマ・フォン・ターク。正式に決闘といこうや。ワシとお前の。

アルマ:もちろん。受けて立とう。・・・ふむ、ではこれは要らないな。(ランスと鎧を消し去る

拓臣  :ああ、こんな得物や防具なんぞいらん。素手ごろの泥臭い闘いがワシらには似合いじゃ。

アルマ:そうだな。・・・では、参る!

拓臣  :こいやぁぁぁっ!

アルマ:はぁっ!

拓臣  :ぐうっ!だらぁっ!

アルマ:がっ!・・・ははっ!まだまだぁっ!

拓臣  :ぬぅっ!だっしゃあっ!

アルマ:ちいっ!せやぁっ!

拓臣  :ふん!甘いわぁっ!

アルマ:くっ!はぁっ!

拓臣  :まだまだこの程度はぬるいぞアルマぁっ!

アルマ:もちろん!まだまだ序の口っ!

拓臣  :ははっ!こんな!殴り合いが!できるとはなっ!

アルマ:お互いに!難儀な!性格だなぁっ!?

拓臣  :フハハ!じゃけぇ、おもろいんじゃあ!

アルマ:ああ!面白いっ!

拓臣  :ホンマモンの!殺り合いじゃあっ!

アルマ:だが、それも仕舞いだな。(急に立ち止まる

拓臣  :だぁぁぁっ!

アルマ:・・・どうして殴らなかった?

拓臣  :どうしてじゃあ?それはこっちのセリフじゃアルマ。なぜ急に止めた!

アルマ:フッ、とても名残惜しいんだが、時間切れなんだ。

拓臣  :あぁ?

アルマ:一時的とはいえ、ブラッドメイルを呼び出したのが失敗だったか・・・。
    魔力が尽きてしまった。これ以上、私は君と戦えない。
    いや、君を満足させられる力を発揮できない。正直、今立っているのもつらい状態だ。

拓臣  :なんじゃあ?そりゃあ?そんなんで納得せぇいうんか!

アルマ:いいや、納得しろなんておこがましいことは言わないさ。
    ただ、今。私が言えることは、最後まで付き合えないことを悔しく、そして申し訳なく思う。ということだけだ。
    この通りだ。すまない。(深く頭を下げる

拓臣  :フン。くだらんのぅ。ほんましょうもないわ。
    頭なんぞ下げんな。ワシをここまで高ぶらせた相手が、みすぼらしゅう見えるわ。
    そんな様なぞ、ワシは見とうない。

アルマ:犀魏。君という奴は・・・

拓臣  :今回はワシの勝ちでええな?一方的に止めたんじゃけぇな。

アルマ:ああ、かまわないさ。私の負けだ。

拓臣  :じゃが、ワシは満足しとらんけぇな?次があったら、思う存分!付きおうてもらうけぇな。

アルマ:・・・ああ、もちろんだ。

拓臣  :言うたの?シラを切りよったら承知せんぞ。

アルマ:騎士に二言はないさ。

拓臣  :わかった。・・・そんじゃあ、ここは退(ひ)くかのぅや。野郎ども!ここは仕舞いじゃ!帰るで!

アルマ:なに?

拓臣  :勘違いするんじゃなぁで。ワシも傷を癒さんと、次の行動に支障が出るけぇ一時的に退くまでよ。

アルマ:そうか。なら、ウチの者どもも退かせることにしよう。

拓臣  :またなァ!アルマ!次は絶対にブチノメしたるわァ!

アルマ:ああ、期待しているよ。犀魏。


==========================================

犀魏 :次回予告

アルマ:鬼と吸血鬼の戦い。その場所は街の各地で繰り広げられ、その片隅で旧友同士は剣を交える。

犀魏 :次回 Night/Knight 第20話 作られた決闘

アルマ:旧友との決闘。それは、偽りの戯曲に覆われる。





もどる


前の話へ/次の話へ