箱庭の世界で　第二十三話　邪教支部潜入作戦

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焔♂：
氷雪♂：
会長♂：
空♀：
藍♀：
ジラルザ＆エリスト♂：
イリーク♂：


会長「やぁ、空ちゃん」

空「あれ、会長、どうしたの？城にまで来るなんて・・・大事（おおごと）？」

会長「大事って言ったら大事だな、学園に一通の手紙が届いたんだ」

空「手紙・・・？」

藍「えぇ、生徒さんのご両親からなんですけどね、帰ってこないそうなの」

空「単なる家出・・・とかじゃないの？」

会長「どうやら、妙な宗教に勧誘された・・・らしい」

藍「イヤな空気をヒシヒシと感じるでしょ？」

空「そー・・・・ね、宗教って所に・・・ね」

会長「行方をくらませた場所も割れている」

藍「一度、敵の実態を調べるべく、覗きに行くのもありじゃないかしら？」

空「・・・・・そうだね、じゃあ、さっそく行こうか、今日」

会長「・・・・・・え、マジですか？」


ジラルザ「箱庭の世界で　第二十三話　邪教支部潜入作戦」

焔「・・・で、なんで俺たちまで？」

氷雪「そうそう、なんでこの人選なのさ？」

会長「深い意味はない！」

藍「本当のことを言うと、機転の利く常識人で、出来るだけ目立たない人って言う人選だったんだけど・・・」

空「だから、本当はフィオちゃんとか、インとか、適任なんだけどねぇ」

焔「だったらなんで？」

会長「イリーク、覚えてるか？」

氷雪「あぁ、覚えてるよ、１年の時に同じクラスだった奴だろ？」

藍「彼が、今回帰ってこない生徒なのよ」

焔「・・・・・まじか？」

空「うん、私は名前しか知らないからあれだけど、会長と藍の選出だから間違いないはず」

氷雪「そうか、確かに、あいつだったら俺と焔の方が付き合いあったしな」

焔「だな、クラス分かれるまでは良くつるんでたしなぁ」

会長「そういう訳だ、さぁ、さっそく行くぞ」

藍「んじゃ、伝えたとおり、よろしくね」


エリスト「やぁ、いらっしゃい、君たちが聞いてた見学の子かな？」

空「はい、今日はよろしくお願いします」

エリスト「うん、今日といわず、あししげく通ってくれることを願ってるよ、
　　　　　っとそうそう、私はこの教会の神父のエリストだよ、よろしくね」

藍「はい、よろしくお願いします」

エリスト「それじゃ、こっちに・・・」

氷雪「あいあいさー」

焔「お前なぁ・・・」


エリスト「ここがお祈りの場所だよ」

会長「へぇ・・・綺麗なんだなぁ・・・」

藍「そうですねぇ、ステンドグラス、素敵・・・」

焔「へぇ・・・、ちゃんとしてるんだ・・・」

氷雪「あぁ、思った以上にな」

エリスト「ん？」

空「二人ともっ」

焔「あ？あ、あぁ、そうか、ごめん」

エリスト「いえ、良いんですよ？私たちは自ら邪教を名乗っているんですから、汚名は甘んじて受けましょう」

空「その、なんで邪教、なんですか？」

エリスト「私たちの教えをご存知では？」

会長「全く知らん！」

藍「申し訳ございません、それも含めて見学させていただきたかったので・・・」

エリスト「それでは、僭越ながら少し話をさせていただきますね、
　　　　　邪神様は、信じるものは救われる、なんて甘い事は言ってくれないんですよ？」

氷雪「へぇ、放任主義？っていうの？」

エリスト「いえ、自ら何かを成さねば状況は変わらないんです、目の前に居ない存在が何かをしてくれる訳ではないのですから」

空「それって、宗教全否定じゃ・・・」

エリスト「そんな事ありませんよ？これが邪神様のお教えなのですから、それに神とは信じるものではなく、導くものですからね」

焔「教えがあって、それを習って行動すれば救われる、って事か？」

エリスト「そうです！邪神様が教えてくださるのは理念！明確なものを啓示するのは本人なのです！」

会長「ほぅほぅ、中々理に適った立派な教えなのだな」

藍「そうですね、これなら、信じる事が出来そうだもの」

氷雪「だな、なんか、普通に諭された気がした」

エリスト「おぉ、興味を持っていただけましたか！」

空「はい、素敵なお考えなんですねっ！一度教徒の方たちともお話してみたいのですが・・・」

エリスト「えぇ、構いませんよ、では、一度私も支部長と話をして参りますので失礼しますね」

藍「えぇ、ではまた後ほど・・・」

空「それじゃ、調査開始」

氷雪「あいさ」

会長「それでは、各自重々気をつけてきたまえ・・・」


焔「・・・・・・どう思う？」

空「色々話聞いてみたけど・・・・」

藍「真っ当そうな、宗教よね・・・」

氷雪「ただ、物騒な理念が多いみたいだな」

会長「自分を抑圧してはよくありません、自分を許しましょう、ただ認められぬものを許してはなりません・・・、
　　　　救いかも知れぬが、どっからどう見てもダメ人間だな、これは」

焔「でも、結局その身勝手な行動で、どれだけの人が迷惑しているか、どれだけの憎しみ、悲しみが起きているか・・・」

藍「真っ当そうでも、邪教は邪教ってことね」

空「でも、入信してる人たちにとっては、これが救いなんだよね・・・」

会長「うぅ〜む・・・」

イリーク「あれ、お前ら・・・・、焔と氷雪・・・か？」

焔「！イリーク、イリークじゃねぇか！」

イリーク「おぉ！本当にお前らかぁ！久しぶりだなぁ！」

氷雪「元気にしてたかよ〜！」

イリーク「当然だろっ？」

空「えっと・・・知り合い？」

会長「おぃおぃ話したであろう？」

藍「会長、話したでしょ？」

会長「お、おぉ、そうだった」

イリーク「会長？会長！？まさか、会長と、副会長さん！？」

会長「ほぅ・・・私は、呼び捨てか・・・」

藍「えぇ、副会長の藍よ、こんにちは」

イリーク「なんでお前らが生徒会と一緒に居んの？」

焔「別に仲悪くねぇし？そもそも学校であぁなのは立場の違いだけだしな」

氷雪「そーいうこと」

イリーク「そ、そっか、しっかし、予想外だなぁ、お前らがここに来るなんてなぁ」

焔「まぁ・・・な、っと、そういえば、最近家帰ってないらしいじゃん、大丈夫なん？」

イリーク「あ？あぁ、大丈夫だよ、ここにいれば寝食困んないしね」

空「そゆ意味じゃないんだけどね・・・」

会長「まぁ、元気なら何よりなのだよ」

藍「そうですね、でも、たまには学校にも顔出してくださいね？」

イリーク「あはは・・・、まぁ、考えとくよ」

エリスト「あっ、みなさん、ここにいたのですか」

イリーク「神父様、お疲れ様です」

エリスト「お疲れ様です、イリーク君、っと、みなさん、支部長であるジラルザ様がお話したいそうなのでよろしいですか？」

空「支部長さんが？なんだろう」

エリスト「私も内容までは・・・、イリーク君はそろそろお祈りの時間ですよ、私と一緒に講堂へ」

イリーク「ん、了解っス、じゃあ、みんな、また後でな」

焔「おぅよ、また後でなぁ〜」

氷雪「・・・支部長ジラルザ、ね」

会長「問題は、ここだな」

藍「とうとう虎穴の虎との遭遇、ですね」

空「さぁ、気を引き締めていこうっ」

焔「おぅさ」


空「本日見学させてもらってる者です、お話があると伺って来たのですが・・・」

ジラルザ「あぁ、入ってくれたまえ・・・」

空「はい、失礼します」

ジラルザ「いやぁ、いらっしゃい、封印師殿御一行・・・」

空「っ！？知ってたんだ・・・」

ジラルザ「当然だ、全て教主様から伺っているよ、情報が行き渡っていないとでも思っていたのか？」

藍「当然って言ったら当然の成り行きね・・・」

焔「なら、何で俺たちを今まで泳がせていた、殺すチャンスなんていつでもあったはずだ」

ジラルザ「見ていただろう、ここは真っ当な教会だ、彼らはただの信徒だ、戦闘員ではない」

会長「ふむ、ならば何故この場でその態度なのだろうなぁ、利点がなかろう？」

ジラルザ「クッククク、全ては神の思し召し、マリス様の意思のままに、貴様らは、既に袋のねずみなのだよ」

氷雪「？どういう事だ・・・」

ジラルザ「忘れたわけではあるまい、ここは邪教の教会、敵の中心ぞ！」

イリークＮ「ジラルザが大仰に腕を広げると周りの壁が崩れる、その向こうには、注射器をもった信徒たちが・・・」

空「っ、囲まれた！？」

藍「でも、彼らはさっき非戦闘員と言ったばかりのはず・・・」

ジラルザ「クッククク、誰も全員とは言っておるまい！イリーク！」

焔「なっ、イリークだって！？」

イリーク「はっ、ジラルザ様、こちらに！」

ジラルザ「君たち狂信隊に彼奴ら、背信徒の排除を命ず」

イリーク「背信徒・・・、まさか、こいつらが・・・、焔たちが・・・？」

ジラルザ「そうだ」

焔「ちげぇ！俺たちが争う理由がどこにあるってんだ！？」

イリーク「・・・・・お前たちが背信徒だっていうなら、それが理由になる」

氷雪「なんでだ、お前、なんで、そこまで！？」

イリーク「お前ら出来る奴には一生わかんねぇよ！俺みたいな底辺の気持ちは！
　　　　　ここは、初めて見つけた、俺の力を生かせる場所なんだ、誰にも奪わせはしない！」

会長「待て、落ち着きたまえ！私たちは争いに来たわけではない！」

ジラルザ「耳を貸すな！背信徒を排除するのだ、神のために！」

イリーク「かしこまりました、ただ、ただ、少しだけ時間をいただけませんか」

ジラルザ「・・・・良かろう」

イリーク「焔、氷雪・・・」

焔「っ・・・、なんだよ・・・？」

イリーク「火炎ちゃんとフィオちゃんは元気かよ？」

氷雪「・・・・元気だよ、二人とも、なんでそんなこと・・・」

イリーク「焔ぁ、火炎ちゃん、泣かせんじゃねぇぞ」

焔「分かってんよ、お前に言われなくても・・・」

イリーク「ははっ、だよな・・・、氷雪！フィオちゃんとは進展あったか！？」

氷雪「っ！ば、バカ野郎！あいつとはそんなんじゃねぇって！それにお前に心配される筋合いはねぇって！」

イリーク「馬鹿はお前らだって、見ててもどかしいんだよ、さっさとくっ付いちまえって」

氷雪「大きなお世話だ・・・」

イリーク「ははは・・・、楽しかったよなぁ・・・、あのクラス、最高だったよなぁ！？」

焔「あぁ・・・あぁ・・・！最高だったよなぁ・・・、だから、またみんなでつるもうぜ！？」

氷雪「そうだよっ！新しい仲間も増えたんだ、お前も絶対気に入るって！」

イリーク「そっか・・・、そっか！それは楽しそうだな・・・、楽しそうだなぁ・・・」

空「っ！ダメ！その注射！」

イリーク「分かってるよ、帰れなくなる事くらい、でも、俺が今守りたいのは、教団の皆なんだ！」

会長Ｎ「イリークが首筋に注射器を突き立てると同時に、周りの信徒たちも自らに注射を始める」

焔「イリーク！」

イリーク「じゃあな！楽しかったぜ！」

焔「よせっ！イリィイイイイイイイイク！！！」

イリーク「あ゛・・・、あ゛ぁああああああああああああああ！！！！」

藍Ｎ「信徒たちは一斉に苦悶の叫びを上げ、異形（いぎょう）へと成り果てていく、その姿は、東区で戦った、バケモノと同じものであった」

ジラルザ「ッククク・・・、アーッハハハハハハハ！！さぁ、やれ、やってしまえ！狂信徒達よ！」

イリーク「ア゛ｧｧｧ・・・、ホムラ゛ァ・・・、ヒユギィ・・・・、ゴロズ、ゴロズゥウウウウウウ！」

空「っ、来るよ！」

会長「くそ、なんの罪もない人達と戦えというのか・・・」

ジラルザ「そうだ！こうなってしまえば戻るすべなど皆無だ！
　　　　　　救いを与えたかったら殺せ、殺してみろ！出来るものならなァ！アッハハハハハ！」

藍「そんな・・・、空っ！どうにかならない！？何か方法は！？」

空「そんなのっ！レスタたちに聞いてみないと分かんないよ！」

ジラルザ「無駄だ！邪神の血を注射した人間に残された運命など破滅に決まっておろうが！」

氷雪「許さねぇ・・・・、焔！こいつ、絶対許せねぇ！俺たちのダチを！」

焔「あぁ・・・、殺してやる・・・、殺してやる！」

イリーク「グルァアアアアアアアアアア！」

焔「待ってろイリーク・・・、今すぐ楽にしてやるからな・・・、うぉおおおおおおおお！」

イリーク「！？グギャア！」

会長「藍、我々も行くぞ、焔の言うとおりだ、彼らをあの苦しみから解放させてやるぞ！」

藍「でもっ！」

空「そんな甘いこと言ってられない、どっちにしても殺らなきゃ殺られる！」

ジラルザ「ククク、貴様らは殺せるのか？罪も無き者達を！」

氷雪「それを、お前が言うかよぉおおおおお！」

ジラルザ「アッハハハハ！憎め憎め！苦しめ苦しめ！その全てが我らの糧となる！」

氷雪「お前たちは、人の人生をなんだと思ってんだ！」

会長「氷雪！言っても無駄だ！藍、こんな鬼畜生（きちくしょう）は、地獄へ送り返してやるぞ！」

藍「はい・・・・、行きます・・・、行きます！」

ジラルザ「来い！地獄を謳歌しろ！」

焔「テメェが・・・地獄に落ちろよ！エクス・・・・プロォオオオオオオオオオド！！！」


焔「はぁ・・・はぁ・・・」

ジラルザ「フハハ・・・、友人を自ら手にかけ、罪も無き人々を皆殺しか・・・」

焔「テメェ・・・、まだほざくかよ！」

ジラルザ「あぁ、いつまでも、ほざいて見せよう・・・、我は死ねど、
　　　　　　邪教は死なぬ・・・、これはまだ氷山の一角に過ぎぬのだ・・・から・・・」

会長「ちぃ、最期まで舐めたことを・・・」

空「いつまで・・・・いつまでこんな事をするつもりなんだよ・・・、あいつら！」

藍「後味・・・悪いわね・・・」

イリーク「ぐ・・・ぅ・・・」

氷雪「イリーク！？おぃ焔！まだ、まだ息があるぞ！」

焔「っ！？本当か！イリーク！」

イリーク「はは・・・、お前ら・・・やっぱ・・・強いんだな・・・、俺なん、かが・・・
　　　　　人止めたくらいじゃ、勝てない、よな・・・、ぐっ、ゲホッゲホッ！」

焔「喋るな！すぐ、すぐケア先生連れてくるから、待ってろよ！」

イリーク「いいよ・・・もぅ・・・、どうせ、戻れないんだし・・・手遅れ、だよ・・・」

焔「イリーク・・・、なんで、なんでこんな事になっちまったんだよ、俺たち！」

氷雪「俺たち、あんなに仲良かったじゃねぇかよ・・・、楽しかったじゃねぇかよ・・・、なんでお前がこんな・・・」

イリーク「俺が・・・弱かった・・・だけだよ・・・」

空「違うよ！あいつらが、それに付け込んだあいつらが全部悪いんだよっ！」

会長「そうだ、君は、救いが、居場所が欲しかっただけなんだろ？」

イリーク「いい、よ、慰め、なんて・・・、これが、結果だ・・・」

藍「そんな、そんな悲しいこと、言わないでよ・・・」

イリーク「副、会長・・・、泣かないでくださいよ・・・、女性は、笑顔が一番ですよ・・・？」

藍「くっ・・・、そ、そんな事、言われたら・・・、笑うしかないじゃない・・・」

イリーク「ははっ・・・、すみ、ませんね・・・、でも、でも・・・最期に、みんなに会えてよかった・・・」

焔「っ、バカ野郎！まだみんなじゃねぇだろ！？火炎も、フィオもいねぇじゃねか！」

氷雪「そうだよ・・・、それに、まだ紹介したい奴らもいるんだよ！」

イリーク「そっか・・・、そうだよな・・・、ごめん・・・、でも、良かったよ・・・」

焔「はぁ！？何言ってんだよ！なんにも良くねぇじゃねぇか！」

イリーク「良かった、んだよ・・・、お前らに・・・殺されるなら・・・ほん、もう・・・」

焔「イリーク？おぃ、イリーク・・・？なん、だよそれ・・・、ふざけるなよ・・・」

氷雪「畜生・・・・、畜生！なんで、なんで・・・！」

焔「目ぇ覚ませよ、ほら、こんな時に冗談なんて・・・じょう、だんなんて・・・、くそ、うわぁあああああああああ！」


エリスト「・・・・・これは・・・、そうですか、やはりこうなりましたか・・・」

空「っ！キサマ・・・良く僕たちの前に出てこられたなぁ！」

会長「私たちの前からいなくなったほうがいい、特に、焔と氷雪の前から」

藍「言っておくけど、私たちも止まれませんよ？」

エリスト「消えるのは貴方たちです」

焔「なんだと！？テメェ！」

エリスト「自分の胸に手を当てて考えてみてください、貴方たちがこなければ、ここは平和だったんです、
　　　　　彼らは、自分の居場所を、仲間たちの居場所を守るために戦ったのです」

氷雪「そうかもしれねぇけど！騙してたのはテメェらだろうが！」

エリスト「えぇ・・・そうかもしれませんね、でも、私は、心の底から彼らを救いたいと思ってました、
　　　　　彼らは、ここを本当に心の拠り所としていました、貴方たちが要らぬ詮索さえしなければ、こうはならなかった」

焔「そんなのは、そんなのは言われなくても分かってんだよ！けど、けど！納得なんて出来るかよ！」

エリスト「そう、納得なんて出来ません、お互いに、だから、貴方たちがここを去るべきなのです、
　　　　　　ここは、私たちの拠り所、彼らの居場所なのですから・・・」

焔「っ・・・、クソ・・・、こんな事・・・、こんな事ぉ・・・・、ちっくしょおおおおお！」

空Ｍ「こうして、今回の依頼は一応の決着を迎えた、私たちは、間違ってたのかな？
　　　私たちが来なければ、本当にみんな幸せに過ごせてたのかな？
　　　でも、邪教さえなければもっと違った今もあったはずなんだよね？
　　　・・・・こんな悲しいことは繰り返しちゃ行けないんだ、次は、絶対に止める・・・」


エリスト「次回予告」

氷雪「少しずつ動きが表層化してきた邪教」

会長「だが、動きはあくまで水面下に、氷山の一角を見つけたときには既に時遅し」

藍「巧妙に隠された計画は、すこしづつ、だが確実に世界を蝕んでいく」

空「こんな事を繰り返さないと心に誓いながらも、何も出来ぬ歯痒さを胸に、彼らは自らを高めていく」

焔「次回　箱庭の世界で　第二十四話　鍛錬の日々」

イリーク「みんな、楽しかったよ、ありがとう、・・・・じゃあな」


とぅーびー・こんてにゅーど


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シナリオの感想とか演じてみて台本としての感想とかいただけると作者がよろこぶかも・・・ｗ