箱庭の世界で 第十九話 おはよう

焔♂ 18歳 (ほむら)
火炎♀ 18歳 (かえん)

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焔♂:
火炎♀:


火炎N「入院二日目の夜、傷は塞がったから、という事で私たちは退院して自宅に戻った、
     けれど、焔はいつまでたっても目覚めない・・・、まるで、目覚めることを、拒否しているかのように・・・」

焔「箱庭の世界で 第十九話 おはよう」

火炎「ねぇ、焔?今日も起きてくれないの?」

焔「・・・・・・・・・・・・」

火炎「こんなにあなたと話してないのなんて・・・初めてなんだよ?」

焔「・・・・・・・・・・・・」

火炎「・・・・・・・ねね、明日、どっかでかけようよっ」

焔「・・・・・・・・・・・・」

火炎「・・・・ひっく、ねぇ、ほむらぁ・・・、なんでなの?こんなのやだよ・・・
   ねぇ・・・、お願い・・・、目を、覚ましてよぉ・・・」

焔「・・・・・・ん、ぅ・・・、か・・・えん?何、泣いてんだ?」

火炎「ほむら・・・・、ほむらぁ・・・、ひっく、何泣いてんだ?じゃないよぅ・・・」

焔「ははっ、ごめんな、・・・・・おはよう」

火炎「・・・・おはよう、・・・・おはよう、待ってたよ?」

焔「あぁ・・・、本当に、ごめんな?」

火炎「ううん、良いよ、だって、ちゃんと帰ってきてくれた」

焔「当たり前だろ?俺が火炎置いてくわけないだろ?」

火炎「ふふっ、どうだかっ」

焔「ちょ、なんだよそれぇ」

火炎「あははっ、冗談だよ」

焔「むぅ、なんだかなぁ」

火炎「ちょっと拗ねないでよぉ」

焔「拗ねてないよーだ」

火炎「あ〜、ごめんってばぁ〜」

焔「・・・・・・・・・・・・」

火炎「あぅ・・・・・・・」

焔「ぷっ、あっははははは!」

火炎「へ・・・・・あっ」

焔「仕返しー、冗談だっつうの」

火炎「あー!」

焔「膨れんなって、お互い様だろ?」

火炎「むぅ〜」

焔「ほら・・・・・なっ?」

火炎M「彼の手が私の頭を撫でる、それだけで、ずっと波立ってた心が凪いでいくのが分かる・・・」

火炎「えへへ・・・、本当に・・・よかったぁ・・・」

焔「おっ、おいおい、なんでまた泣くんだよ?」

火炎「だって、安心しちゃったんだもん・・・」

焔「・・・・そっか」

火炎「ねぇ?」

焔「ん?」

火炎「ぎゅっ・・・・て、して?」

焔「あぁ、おいで?」

火炎「うんっ」

焔「なぁ、火炎」

火炎「なぁに?」

焔「愛してるよ」

火炎「うん、私も愛してるぅ・・・」

火炎M「何で起きなかったの?寝てる間どんな夢を見ていたの?
     色々聞きたいことはあるけど、今こうして抱きしめていてくれる・・・、
     私には、十分すぎる幸せだから・・・、私は何も聞かないよ、焔・・・」


火炎「次回予告」

焔「みなさん!お待たせいたしました!とうとう俺復活だぜ!」

火炎「待ってたのは私だけだったりして」

焔「な、なんですとぅ〜!?」

火炎「なんかね、私たち蚊帳の外で大変なことになってるみたい」

焔「あっれ、俺ってそんなに長いこと寝てた?2日くらいじゃないの?」

火炎「焔が倒れてからえっと・・・、八話位進んでるのかな?」

焔「んなっ!?」

火炎「というわけで・・・、次回 箱庭の世界で 第二十話 シャドウと恩人」

焔「・・・・・・だれ?」

火炎「・・・・・・・・・・さぁ?」


とぅーびー・こんてにゅーど


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シナリオの感想とか演じてみて台本としての感想とかいただけると作者がよろこぶかも・・・w