箱庭の世界で 第十八話 その頃の邪学

会長♂ 19歳
藍♀ 19歳
空♀ 15歳
不良♂ 17歳
不良♀ 16歳

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会長♂:
藍♀:
空♀:
不良♂:
不良♀:


藍「あらお二人さん、あまり穏やかな雰囲気ではないわね、邪学になんのようかしら?」

不良♂「邪学の看板を貰いに来た、最強校の看板を、いつまでも良い子ちゃん学校に
     渡しといたら不良校の面子がないからなぁ」

不良♀「そう、それに今主戦力がごっそり居ないらしいじゃない、良いチャンスだと思ってね」

藍「確かに主戦力はほとんど居ないけど、たった二人で来るなんて無策だと思いません?会長?」

会長「それもそうだな、私たちが居る時点で一般校に勝ち目などないというのになぁ」

不良♂「ケッ、やってみなきゃ分からねぇだろ!よっしゃ、行くぜ!?」

不良♀「うん、任せて!」

会長「さて、5分だな」

藍「そうですね、サクッと終わらせてしまいましょう」


空「箱庭の世界で 第十八話 その頃の邪学」


不良♂「はぁ・・・はぁ・・・、く、そ、この化物め・・・・」

会長「いやいや、この私程度の体術について来れない位で何を言うかね」

藍「そうですよ、会長はこれでも体術は最低ランクなんですから」

会長「おぃ・・・」

藍「はぃ?」

会長「いや、なんでもない・・・」

不良♀「人のことおちょくってぇ!」

不良♂「その油断が命とりだぁ!」

会長「フッ、いくら私が最低ランクとはいえ、普段どんな連中を相手にしていると思っている?」

不良♂「うらぁ!」

不良♀「はぁ!」

空N「会長は同時に襲い来る不良を一人でさばき切る」

藍「おぉ〜」

会長「君たちの動きなんて、止まって見えるのだよ!」

不良♂「クッ、ありえねぇだろうがぁ!」

不良♀「なんで、なんで一発も入らないの!?」

会長「それは、君たちが弱いからだよ!」

藍「そういう事、会長、そろそろ10分です、遊びすぎです」

会長「何!?予定の二倍じゃないか!?なぜもっと早く言わない!?」

藍「罰ゲームです、纏めて潰れちゃってくださいね」

不良♂「つぶ・・・・れる?」

会長「やっ、やめろぉおおおおおおお!」

藍「問答無用です、エアプレス!」

空N「巨大な空気の圧が3人を押しつぶす!」

藍「さて、これで懲りたかしら、お二人さん?」

不良♂「きゅ〜〜〜〜〜・・・」

空N「男からは返事がない、ただのしかば、以下略」

不良♀「このレベルで1番手じゃないなんて・・・」

会長「ほ、本当納得いかない・・・・だろ?」

不良♀「う、うん・・・」

藍「あぁ!会長!大丈夫ですか!?」

会長「し、白々しい・・・」

藍「何のことでしょう?」

会長「もういいよ・・・」

藍「まぁ、そういう事よ、これに懲りたら、もう無駄なケンカは挑んでこないことね」

不良♀「くぅ、お、 覚えときなさいよ!」

空N「少女は男を担いで逃げていった・・・・」

会長「ふぅ・・・、予定よりダメージを食らってしまったな・・・」

藍「そうですねぇ・・・、大丈夫ですか?」

会長「おま・・・!いや、不毛だ、やめておこう」

空「お疲れ様、お二人さん」

藍「あら、空ちゃんじゃない、こんにちは」

空「こんちゃっ、どう、こっちは変わりない?」

会長「変化も変化、大変化だよ、あいつらが天界行った途端、今みたいな連中が増えてねぇ」

藍「そう、めんどくさくてしかたないのよねぇ・・・」

空「なるほどね、まぁ、あの四人だし、すぐ帰ってくるよ、きっとね」

会長「ほぅ、一昨日とは雰囲気変わったな?」

空「そ、そう?私はいつもこんな感じだけど?」

藍「お父様の力は絶大ね、空ちゃん、目的は校長先生でしょ?」

空「う、バレテた・・・・」

会長「まぁ、報告連絡もあるとは思うが、毎日は・・・なぁ?」

空「ま、まぁね、・・・でも、不謹慎かもしれないけどさ、この状況になって、頼れる人が、
  心許せる人が出来て、すっごく気が楽なんだよね」

藍「世界が危ないって言ってる割に前向きねぇ」

空「うぅ〜ん、それに関してはあんまり心穏やかじゃないんだけどねぇ」

藍「・・・どゆこと?」

空「もし、予想が正しかったら、今回の敵、両親と彼の仇かもしれないの」

会長「っ・・・、そうか、確かにそれは穏やかじゃいられないな」

藍「ふふっ、て事は、校長先生が今では父代わり?」

空「・・・うん、なってくれたら嬉しいなぁって思ってる」

会長「なってくれるさ、父さんは私には厳しいが、あれで中々寛大な心を持っているからな」

藍「お父様は会長には特別厳しいものね」

会長「違うぞ!私が出来ないんじゃないぞ!周りが出来すぎてるだけだ!」

藍「兄様と姉様は完璧超人ですものね」

空「へぇ〜、会長って兄弟いたんだ?」

会長「あぁ、自慢の兄と姉だ、凄すぎるのが難点だが・・・」

空「上が優秀だと下が大変だよねぇ」

会長「あぁ〜、そうなんだよなぁって、お前、本当に15歳か?」

空「えっへっへ、そんじゃそこらの15歳と一緒にしないでよねっ」

藍「末恐ろしいわね・・・」

会長「確かに・・・、いやしかし、ただ待つのも、暇なもんだなぁ」

空「そうだね、今回ばっかりは仕方ないとはいえ・・・ね」

藍「ま、私たちが出来るのは信じて待つことだけよ」

会長「だな、では、私たちは務めを果たすとしようか」

不良♂「たぁのもおぉおおおおお!!!」

藍「あら、また別のが来たみたいね」

空「お忙しいことで・・・」


不良♀「次回予告」

不良♂「何だ!俺たちの噛ませ犬っぷり!」

不良♀「出番も少ないし・・・、なんなんだろうね?」

不良♂「繋ぎのお話ってこんなもんかぁ、って作者が」

不良♀「はぁ・・・・、え、繋ぎって!?」

不良♂「次回 箱庭の世界で 第十九話 おはよう」

不良♀「次も繋ぎなのかな?」

不良♂「次は気合はいるらしいよ?」

不良♀「えぇ!?」


とぅーびー・こんてにゅーど


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シナリオの感想とか演じてみて台本としての感想とかいただけると作者がよろこぶかも・・・w