『誰が為に聖夜は明ける』

キャラの設定は特に記述いたしません。
貴方が思い感じたとおりに演じて楽しんで頂ければ幸いです。
句読点、三点リーダー、強調記号、など多様してますがやりやすいように読んでいただいて構いません。
ニコ生で使用されるようでしたら1分開始をオススメいたします。
注:台本改変に関してはしても構いませんが広めたり公開などせず個人で所有してください。

役表
ジュニア (♂):
クローシェ(♀):
サンタ  (♂):



ジュニア 「はぁ…ったくオヤジの奴何だってんだ…めんどくせぇ…なぁにが」

サンタ  「よぅ〜!我が息子〜!元気にしてっか〜!?っておおおお!?!?
      大きくなったなぁ!!」

ジュニア 「だよ!たまにしか帰って来ないくせに毎回同じセリフ吐きやがって!
      しかもいきなり」

サンタ  「まぁそれは置いといてだな!今日はお前が立派な俺様の跡取りになれるよう!
      この俺様が直々に教育してやろうと面倒な仕事をほっぽって来てやったぞ!
      さぁ泣いて喜べ我が息子!!」

ジュニア 「だああああ!思い出したらムカついてきた!わっけわかんねぇ!
      何だよ跡取りって!初耳だぞ!?っていうかオヤジなんの仕事してんだよ!?
      はぁ…はぁ…はぁ…落ち着け俺…あのオヤジのペースに飲まちゃいけねぇ…
      で、なんだっけか…あぁそうだ…そのまま強引に…」

サンタ  「まずこれと…これと…はい、あとこれ着て、おお!似合うじゃないか!
      さすが我が息子!イケメン!あ、あと能力を限定解除しといたからな!
      うんうん完璧!わかんない事あったらその紙見ろよな!じゃぁ配達頑張ってこい!」

ジュニア 「なんなんだよ…配達とか言ってたな…え、なに?ただのパシリ?
      つってもどこ行きゃいいかわかんねぇし…それに…空の袋と…白紙の紙?
      これでどうしろってんだ!!ってあれ?何か文字が…なになに…
      ふむ、見たとこ住所と名前だな…はぁぁぁしょうがねぇ行きゃわかるか…」

      間

ジュニア 「で…着いたけどどうすりゃいいんだ…そうだった紙、紙っと…え〜っと…
      『限定解除【インビジブル】【ウォールオミッション】
      ミッション【発見されず少女へ荷物を配達せよ】』…か…え…配達物は…ってうお!?
      なんだなんだ!?いきなり袋が大きく!?…はぁはぁはぁ〜びびったぁ…
      ん?何か入ってんな…よっと…は?ヌイグルミ?…あぁ〜そういう事…
      はいはい分かりましたよ!やればいいんだろやれば!」

ジュニア 「さてとここがその子の部屋か…よし!そ〜っと…そ〜っとって…
      インビジブル発動してるし見つかるわけないんだけど…
      なぁんかこう…緊張するよなぁ…ははは…」

クローシェ「ん?どなたぁ?」

ジュニア 「んんん!?!?」

クローシェ「…ん?」

ジュニア 「み…見え…見えるわけないよなぁ!」

クローシェ「(セリフ被せ)ばっちし見えてますよぅ?」

ジュニア 「なあああああああ!?なんでどうして!?え!?えええええええええ!?」

クローシェ「ふふ…賑やかな人ですねぇ。ところで貴方はどなたですかぁ?
      あ!ちょっと待ってくださいね!私あてますから!んん〜〜〜〜…」

ジュニア 「やばい…え…なんで…しょっぱなから…ドジってんの俺…」

クローシェ「んん〜〜…あああああ!」

ジュニア 「わぁ!なんだいきなり大声出して!?」

クローシェ「ずばり!あなたはサンタさんですね!」

ジュニア 「は?サ…サンタ?なんだそりゃ…」

クローシェ「そうです!サンタさんです!そして貴方は私にプレゼントを届けにきた!」

ジュニア 「ん!?そ…そうだ…」

クローシェ「うわぁ〜!やっぱりサンタさんですねぇ。あ、私クローシェって言います」

ジュニア 「あぁこれはどうもご丁寧に、俺はジュニアって言いますです、はい
      ってちっがああああああああああああう!何で俺の事見えてんの!?
      何で俺のミッションの事知ってんの!?はぁ…はぁ…はぁ…」

クローシェ「えぇっとですねぇ〜見えてはいませんよ?正確には感じるだけです」

ジュニア 「はぁ?感じるだけ?なんだそれ?しかも他の質問シカト?」

クローシェ「へへ〜まぁそれは置いといて、感じるのに心当たりはあるんですよ」

ジュニア 「なんだ?」

クローシェ「私、実は眼が見えないんですよ…生まれたときから視力が無くて…」
      
ジュニア 「え?…眼が?…あぁ…すまん…」

クローシェ「いいえ〜いいんですよ〜もう慣れっこですから〜」

ジュニア 「…すまん…」

クローシェ「もう!本当に大丈夫ですから!…ふふ…貴方、良い人ですね」

ジュニア 「な!なんだいきなり!」

クローシェ「ふふ、まぁまぁそれは置いといて!
      ゴホン、えっとですね五感のどこかが欠けると
      別の感覚がそれを補おうとするって言うじゃないですか。
      多分それみたいなものじゃないかな〜って」

ジュニア 「ほう…なるほど一理あるな…」

クローシェ「へへ〜ただポワポワしてるだけの私じゃないんですよ〜えっへん」

ジュニア 「なぁにえばってるんだ…」

クローシェ「あああああああああああ!」

ジュニア 「わぁ!?!?なんだ!?どうした!?」

クローシェ「あの…えっと…すっごい大変な事に気づきました…」

ジュニア 「あぁ?なんだ?言ってみ?」

クローシェ「あの…その…貴方すっごいゆっくりしてますけど大丈夫なんですか?他の配達とかあるんじゃ…」

ジュニア 「え…ちょっと待って俺の役目ってそういうものなのか…あ!そうだ、え〜と、あ、あった!
      おい紙!どうなんだ?…えと…『初回ミッションの為、今回のミッションは一件のみ』か…
      ふぅ〜あっぶねぇよかったぁ…失敗したらあのオヤジが何しでかすかわっかんないからなぁ…」

クローシェ「そうですか!良かったです!」

ジュニア 「なんでお前が『良かった』なんだよ」

クローシェ「えへへ〜それも置いといて〜」

ジュニア 「置いときすぎだろ!ったく…プレゼント持って帰っちまうぞ…」

クローシェ「ええ〜ダメですよ〜〜!」

ジュニア 「あっはははは!」

サンタ  「それからジュニアはたくさんの話をクローシェとした。     
      好きな食べ物やどういう暮らしをしているかなど…
      他愛も無い会話をとてもたくさん…そしてとても楽しそうに…」

ジュニア 「今日は楽しかった…こんなに喋ったの…生まれて初めてだ」

クローシェ「私もです…とても楽しかった…」

ジュニア 「あぁ…俺もだ」

クローシェ「あ…あの!…その…また来てくれますか?えっと…サン…タさん?」

ジュニア 「ジュニア!だ!!」

クローシェ「あぁ!すいません!ジュニアさん!」

ジュニア 「ったく…まぁ…何だ…その…お前の話だとサンタは一年に一回しか来ないらしいけど…
      また…来てやるよ…」

クローシェ「…はい!待ってますから!」

ジュニア 「そ、それじゃ!またな!!」

   間

サンタ  「よぅ!お帰り我が息子よぉ!随分と遅かったじゃないかぁ!心配したぞぉ!
      なんだ?あれか?配達をちゃちゃっと片付けて余った時間でよろしくやってたのかぁ!?
      あぁ!?さすが俺様の血を引いてるだけある!やるじゃないかぁ!!このこのぉ!」

ジュニア 「うるせぇ!この変態オヤジ!なんもないわ!!ただ喋ってただけだっつ〜の!!」

サンタ  「何!?相手を捕まえて…喋ってた…だけ…だと…ま…まさか我が息子よ…
      お前もしかしてその年で…」

ジュニア 「は?何わけわかんない事言ってんだ?」

サンタ  「おっと…私とした事が取り乱してしまったようだ…ふっ…」
      …さて…まぁいい…本題に入ろうか……ジュニア…」

ジュニア 「お、おう、なんだよ」

サンタ  「お前…誰と話していた…初回ミッションは一件のみ…だがあまりにも遅すぎる帰宅…
      いったい何処の…誰と…話をしていた…」

ジュニア 「うっ…そ…その初回ミッションの家にいた女の子だよ…」

サンタ  「!?…お前…そうか…まぁいい…分かった好きにしろ、だがな!
      あまり深入りはするな…お前とその彼女…時間軸や命のあり方など生きる世界が違いすぎる…
      必ず…お前は絶望する…」

ジュニア 「な!?なんだよ…どういう事だよ…?おい!オヤジ!!!待てよ!おい!!」  

   間

ジュニアN「オヤジは結局何も答えず行っちまった…また何をしてるかもわかんねぇ仕事で何日も帰ってこねぇし…
      結局答えを聞けず終いのまま…次の配達日になっちまった…」

ジュニア 「で、またこのその他もろもろのオプションなのか…これだけは慣れねぇ…」

サンタ  「いいからつべこべ言わず行って来い!
      そして俺様のような立派な男になれるよう精進してこい!我が息子よ!!」

ジュニア 「うぉ!?オヤジ!?あぁもういつも突然出てくるな!なんだ!?あんたアヤカシか?
      それとも魑魅魍魎的な何かか?あ、でもどちらにしても胡散臭せぇな」

サンタ  「実の親に向かってそれは…ちょっと…酷すぎないか?…いや、マジでちょっとへこむぞ…」

ジュニア 「そんじゃいってきま〜〜す」

サンタ  「えぇ〜!?ノータッチ!?冷たすぎない!?うぅぅ……
      …はぁ…大丈夫か…あいつ…何もなければいいが…」

   間

ジュニア 「ふぅ…他のミッションは無事クリアっと…さて…着いたはいいが…
      どうせ覚えちゃいないだろう…向こうでは一年だしな…たった一晩少し話しただけの俺の事なんて…
      夢だったくらいにしか思ってないだろうな…はぁ…ああああああああもぅ!
      なぁにガラにもない事やってんだかな!さて!お仕事といきますかね!!」

クローシェ「あ、いらっしゃいませ〜お待ちしてましたよ!サンタさん!」

ジュニア 「…へ?おま…俺の事…」

クローシェ「ん?なんですかぁ?」

ジュニア 「は、ははは!いやなんでもねぇ!久し振りだな!」

クローシェ「はい、お久し振りですよ!サンタさん!」

ジュニア 「ジュニアだ!なんでそこだけ覚えてないかなお前…」

クローシェ「えへへ〜まぁまぁそれは置いといて〜」

ジュニア 「ははっ相変わらずだなお前、っとほらよ!今年のプレゼントだ!ありがたく受け取れ!」

クローシェ「わぁ〜ありがとうございますぅ〜ふわぁ!今年はウサギだぁ!ってあれ?どうしたんです?」

ジュニア 「いや…今の俺すっごく思い出したくもない嫌な奴に似てたなって思って…軽くヘコンだ…
      すぐ立ち直るから気にするな…」

クローシェ「そうなんですか〜大変なんですね〜サンタさんも色々〜」

ジュニア 「よし!復活!さぁて今日は何から話すかな!」

クローシェ「あ、えとその前に…今日は他の配達は大丈夫なんですか?
      それともこの前みたいに一件だけなんですか?」

ジュニア 「ん?あぁ大丈夫だ、クローシェに会う為に他のは先に片付けてきたからな」

クローシェ「そ!そんな私の為なんて…ありがとう…ございます…へへ、嬉しいな…
      えと!じゃぁ早速この前あった話なんですけどぉ」

サンタN 「こうして今夜もまた…二人だけの穏やかな時間が訪れ…夜が更けていく…」

ジュニア 「っと…もうこんな時間かぁ〜また話しこんじまったな」

クローシェ「ふふ、ですね」

ジュニア 「また来年も来るからその時には俺の名前ちゃんと覚えとけよな」

クローシェ「あ、はい、その、えと…」

ジュニア 「ん?どうした?」

クローシェ「…いえ…何でもないです!待ってますから絶対来てくださいね!サンタさん!」

ジュニア 「おいおい言ったそばから…まぁいいや、じゃぁな!」

クローシェ「はい!…また…来年…」

   間  
 
ジュニア 「あいつと居るとすっごく楽しい…
      あいつと居ると時間を忘れる」

クローシェ「あの人と居ると時間を忘れられる…
     あの人と居ると凄く温かい気持ちになれる」

ジュニア 「あいつと居るとすっごくあったかい気持ちになる…
      あいつと居ると…なぜか胸が少し苦しくなる」

クローシェ「あの人と居ると…なぜか胸が締め付けられる」

ジュニア 「こんな気持ちにも…なるんだ」

クローシェ「こんな気持ちにも…なれるんだ」

サンタN 「その気持ちを始めて知った少年と…その気持ちを知っているからこそ迷う少女…
      そして二人の行く先は…」

   間

サンタ  「さぁ!最愛の我が息子よ!今年もまた俺さm」

ジュニア 「(セリフ被せ)はいはいいってきま〜す!」

サンタ  「え…」

ジュニア 「ったく俺は忙しいんだってぇの!変態オヤジの相手してる暇なんかねぇ!!」

   間

ジュニア 「はぁ…はぁ…おし…おわったぁ…やれば…はぁ…出来るじゃねぇか…はぁ…俺…はぁ…」

ジュニア 「あ、そういやぁ去年クローシェが言ってたな…
      サンタはこうやってプレゼントを届けにくるんだって…
      よし、ちょっと驚かせてやるか!…すぅ〜はぁ〜…
      メリークリスマーース!…………………………………。」

ジュニア 「あ、あれ?いねぇなクローシェ…トイレでも行ってんのかな…ん?」

サンタN 「ふとベッドに眼をやると花柄の可愛らしい封筒が置いてあった…」

ジュニア 「なんだこれ…クローシェから…」

サンタN 「ジュニアは封を開け中の手紙を取り出し…読んだ」

ジュニア 「サンタさんへ…」

クローシェ「今年もちゃんと私の所へ来てくれてありがとうございます。
      へへ、手紙なんて初めてだよ私…まぁ書いてるのはお友達なんだけどね。
      でも、この手紙を貴方が読んでいる頃には多分私はもうこの世にはいません。」

ジュニア 「は?…な…何を…」

クローシェ「突然の事でびっくりしてると思います。ごめんなさいこんな悪い子で。
      ずっと言おうと思ってました。でも言えなかった。
      貴方が毎年来てくれて、貴方がたくさん話しをしてくれて、
      貴方がいっぱいいっぱい笑ってくれて。私はそれが嬉しかった。
      それをいっぱい感じられて、私はすごく幸せだった。
      だから、実は体が弱くて、あまり長く生きられないなんて怖くて言えなかった。
      貴方に伝えて余計な心配かけたくなかった。それに心配してほしくもなかった。
      ただありのままの私と一緒にいてくれるのががすごく嬉しかった。」

ジュニア 「そ…そんな…俺は…全然あいつの事…くっ」

クローシェ「ごめんね、自分勝手だよね、こんな手紙を書いてる時点でもう私は悪い子だよね。
      何でだろうね、自分でも分かってるんだ。
      この手紙を貴方が読んだらきっと傷つくだろうって。でもね、抑えられないんだ。
      貴方に覚えていてほしくて、貴方に私の全てを知ってほしいって思いが止まらないんだ。
      私、貴方が好きなんだ。例え短いクリスマスの一晩だけの出会いだったとしても。
      例え私には貴方が見えなくても。貴方を感じていられて嬉しかった。
      貴方が好きでしょうがなかったんだ。
      だから、こんな手紙を書いて貴方の中に私を植えつけようとしてる。
      やっぱり悪い子だよね、私、ごめんね。へへ、さっきから謝ってばっかりだね。ごめんね。
      今年もね私ジュニアに会いたかった。今年だけじゃなく来年も再来年もずっとず〜っと。
      ジュニアと一緒にいたいと思った。
      だからね、私、今年のクリスマスはヌイグルミじゃなくて別のモノお願いするんだ。
      待っててね、きっと会いに行くから。今度は、私から会いに行くから。 
      クリスマスまで待てなくてごめんね、ジュニア。大好きだよ。メリークリスマス。」

ジュニア 「…くっ…うっ…うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
      何で!なんで俺は何も気づけなかったんだ!あいつがどんなに俺を想ってくれてたか!
      どんだけ俺があいつを想ってたか!馬鹿か俺は!今更!こんな大事な事にきづくなんて!!
      クローシェ…俺も…お前の事が…ようやく気づけた…お前が教えてくれたんだ…この気持ちを…
      俺も…お前の事が…ちっ…ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

サンタN 「そうしてジュニアは聖夜が明けるまで泣き続けた…」

   間

サンタ  「まったく…だから言ったのに…絶望すると…
      はぁ…俺様は忙しいんだから余計な仕事増やして欲しくないんだがな…
      まっ…最愛の息子をほっとくわけにいかないか…
      ………あぁ私だ、例の少女、そう、こちらで引き受ける事にする、あぁ頼むよ…」
  
    間

サンタ  「よぅ!最愛の我が息子よ!!メリークリスマース!また仕事だぞぅ!!さぁさっさと起きろ!」

ジュニア 「………」

サンタ  「そら!そんな布団にくるまってないで出て来い!
      こんなにいい天気ではないか!まぁ時間的にものすっごい夜だがな!!」

ジュニア 「………」

サンタ  「…お前がそんな事でどうする!ほらシャキッとしろ!
      今日はなぁ!なんと俺様が日々頑張ってるお前の為にプレゼントを用意してやったんだぞ!」

ジュニア 「いらない…」

サンタ  「よぅし!それでこそ我が息子!こうなったら力づくでその布団ひっぺがしてくれるわ!!!
      ほら早く服を着替えて仕度しろ!プレゼントが逃げてしまうぞ!!!」

ジュニア 「あああ!わかったようるさいな!服を脱がすな!!自分でやるから!」

   間

サンタ  「準備は出来たな!?心の準備はばっちりか!?ジュニア!では聞いて驚け見て驚け!
      ジャジャアアアアン!!プレゼントのクローシェ君だあああああああああ!!」

ジュニア 「えっ…」

クローシェ「プレゼントのクローシェです、よろしくお願いします!サンタさん!」

ジュニア 「なっ…えっ…どういう…それに…お前…眼は?」

クローシェ「へへ〜言ったでしょ、また会えるって。
      視力はお父様が治してくださったの。
      それでね、私クリスマス前にお願いしたんだ。
      私をジュニアへのプレゼントにしてって!
      そしたらまた会えると思って!!!」
            

ジュニア 「は…はは…あっははははははは!お前らしいや!ははははは」

クローシェ「ちょ!笑わなくても!」

ジュニア 「グス…はははは…グス…ははは…本当によかった…最高のプレゼントだ」 


 サンタ 「これでハッピーエンドっだな。はぁ〜疲れた〜。
(サタン) まったく…地獄の長も楽じゃない。
      人は転生をする前に生きてた時の業を払う必要があるから。
      その業をプレゼント配りで払わせる。なぁんて我ながら天才!
      死者は腐るほどいるしからどこにでも配達できるしな!
      しっかし若い頃配達先の子に見つかって
      咄嗟にでた俺様のこの美的センス抜群な名前をもじっただけの名前が広まるとわ…。
      あははは!さすが俺様の溢れんばかりのカリスマ性!」  
  
クローシェ「へへ〜、ジュニア!メリークリスマス!」

ジュニア 「あぁ!クローシェ!メリークリスマス!」





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