ソラノキセキ 第2話 記者

ベネット:コールサイン【シーカー】トーラス隊の一番機。本作主人公。傭兵として活動していたところ正規軍としてスカウトされる。 
     非常に情熱的な性格。

エレン:コールサイン【アイリス】トーラス隊の二番機。空戦の天才。言葉に起伏が無いが、それは彼女の真面目さ故。
    

ケンブル指令官:ベネット達が所属する基地のトップ。威厳在る指令で隊員達からの信頼も厚い。
航空機乗りだったが、足を悪くしてからは司令官として活躍。

ジェフリー:本作での裏主人公。新米のジャーナリストであり、従軍記者。訪れた基地にて主人公と出会う。
それから、主人公の軌跡を追っていく事になる。

イレーナ :爆撃機部隊『アルバトロス隊』隊長。明朗快活な性格で姉御肌。男勝りな口調。

ナレーター:

♂ベネット:
♀エレン:
♂ケンブル指令官:
♂ジェフリー:
♀イレーナ :
ナレーター:


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ナレーター:ナクア基地。ブリーフィングルーム。多くの兵士が集まっている。
      壇上には、ケンブル司令が立ち、いかめしい顔を、入ってくる兵士と、壁に掛かる時計へと交互に向けていく。
      そんな彼の横には、1人の青年が所在なさげに立っている。どこからどう見ても軍人ではないのが見て取れる。

ベネット :なぁ、エレン。あいつだよな?ケンブルのオッサンが言ってたジャーナリストって。

エレン  :そうですね。たしか、ジェフリーとか言いましたね。

イレーナ :なんだ?ベネット。あの坊やをしってんのか?


ナレーター:ベネットとエレンが喋っているところに、1人の女性が割り込んできた。
      フライトスーツの腕をまくり上げ、ヘルメットを小脇に抱えて現れた彼女は、ベネットの左横の椅子にどっかりと腰掛ける。


ベネット :イレーナじゃねぇか。久しぶりだな。最後に会ったのはいつだったっけか?

イレーナ :あ?お前が隊長張るようになってから移動だから・・・。3年前か。元気してたかよ?

ベネット :ああ、そこそこにな。それより、いつこっちの基地に戻ってきたんだ?

イレーナ :ついさっきだよ。例のキラオの野郎共が喧嘩ふっかけて来たおかげで最前線送りって訳。
      ま、暴れられんだったらなんでもいいけどな。

ベネット :相変わらず、血の気がおおいのな。

イレーナ :うるせぇよ。・・・で?あの坊やはなんなんだ?

ベネット :なんか、お国のお偉方が戦争の気運を高めるために送ってきたジャーナリストだってよ。それもぺーぺーの。

イレーナ :なさけねぇツラしてんなぁ・・・。こっちのやる気が削がれそうな感じだ。

ベネット :いっそお前の隊で鍛えてやったらどうだ?面白くなりそうだ。

イレーナ :んな面倒なことはしねぇよ。こっちはこっちで子守が忙しいんだよ。


ナレーター:時計が開始の時間を指す。咳払いをして司令は口を開く。一瞬にしてざわついていた兵士達が黙り込む。


ケンブル :(咳払い)・・・傾注(けいちゅう)。皆(みな)、集まったな。これよりブリーフィングを始める。
      昨日、トーラス隊がエルエスト海上空にて戦闘を行った。敵はキラオ帝国の戦闘機部隊。
      キラオの宣戦同時攻撃であったようだ。撃退は可能であったが、本日をもって我が国はキラオとの戦争状態へと入る。
      つまり、この基地が最前線基地となる。
      諸君らにはこれから防空、及び戦術攻撃部隊として飛んで貰う事になる。心して掛かれ。
      そして、戦場に行くならば、必ず生きて帰るように。
      さて、諸君らの中にはさっきから気になっている者も居るだろう。
      本日より、この基地に配属されることになった、従軍記者のジェフリー・マルク君だ。

ジェフリー:えっと、その・・・。記者のジェフリーです。お、お邪魔にならないよう頑張ります!

ナレーター:その場にいる全員が何故だか直感した。「こいつは、いずれなにかやらかす」と。

ケンブル :あー・・・。うむ。彼の紹介はこの程度にしておこう。
      さて、ながながと前置きが続いてしまったが、本題に移ろう。
      昨日の攻撃から動きの無かったキラオだが、どうやら先刻、ストマリアから強奪した基地から戦闘機を発進させたようだ。
      再び、この基地を狙って飛ばしたのか、はたまた別の目的があるのかは分からない。事態によっては諸君らに防空の任についてもらう。
      各員。スクランブルに対応できるようにしておくこと。
      それと、もう1つ。以前この基地から他の基地へ移動となっていたアルバトロス隊が、今日をもって再度、この基地へ帰ってきた。
      アルバトロス隊、諸君らにも活躍してもらう機会が今後増えるだろう。ぜひともその時は奮戦してもらいたい。
      さて、これを持って今日のブリーフィングは終了とする。各員、持ち場へ戻れ。以上だ。

ナレーター:ケンブルが言い終わると、その場にいた全員がいそいそと持ち場へと帰っていく。
      未だ、おろおろとしているジェフリーは、ケンブルと去っていく隊員達を交互に見つめては棒立ちになっていた。
      突然、書類に目を通していたケンブルはいきなり顔を上げる。

ケンブル :そうだ、ベネット、エレン。手空き(てすき)か?

ベネット :一応。これから整備に顔を出そうかって所だったし。

エレン  :私も特にありませんね。

ケンブル :では、彼を部屋に案内してやってくれないか?部屋は男子寮1階の角部屋だ。

ベネット :了解。

イレーナ :オレも暇だし付き合うぜ?ベネット。おい、そこの新聞坊や!付いてこい!

ジェフリー:えっと・・・私ですか?

イレーナ :お前以外に誰が居るんだっての!来ないと先に行っちまうぜ?

ナレーター:さっさと先を行くイレーナ。ベネットとエレンは溜め息をつきつつ後を追う。

ジェフリー:あっ!待って下さいよ!

ナレーター:バックパックをひっつかんで後を追うジェフリー。一行がブリーフィングルームから出て行った後、1人残ったケンブルは溜息をついた。

ケンブル :まったく。猿山じゃないんだぞ、ここは。さて、私も仕事を片付けるか。


ナレーター:基地滑走路。整備を待つ戦闘機が5機、6機と並んでいる。その機体の近くでは整備兵の怒号に似た会話が飛び交っている。
      その中を、ベネット一行は歩いて行く。ジェフリーは1人、珍しげに辺りをきょろきょろと見回す。
      そのジェフリーの後頭部をイレーナが思いっきりゲンコツで叩く。

ジェフリー:痛いっ!?な、なにするんですか!

イレーナ :きょろきょろすんなっての。お前は田舎上がりのガキかよ。

ベネット :仕方ねぇだろ。こんなんそうそう見る機会無いだろ。外の人間。

イレーナ :だとしても。目障りなんだよ。目の前で。

ベネット :じゃあ、お前が前を歩けよ。

エレン  :大丈夫でしたか?ジェフリーさん。ごめんなさい。

ジェフリー:あ、大丈夫です・・・。それにあなたに謝って貰う事じゃ無いですし。

イレーナ :そうだぜ?エレン。こいつがきょろきょろするのが悪いんだ。

エレン  :どう見ても、理不尽な暴力を振るったイレーナが悪いかと。

ベネット :同意だな。

イレーナ :おいおい、なんだよなんだよ。2人揃って1人を責め立てて。

ベネット :お前が悪いから、悪いって言ってるだけだろうが!

イレーナ :あ?やんのか!?

ナレーター:ぎゃあぎゃあと口論をするベネット達。それを一歩退いたところで苦笑するジェフリーとエレン。

エレン  :すいませんね。うるさくて。

ジェフリー:いえ、愉しい方々ですね。

エレン  :騒々しいの間違いですよ、それは。さて、彼らは放って置いて、何か気になるモノがありましたか?

ジェフリー:はい、初めて戦闘機を生で見るのでちょっと興奮しちゃって。

エレン  :そうでしたか。一応、機密に関わるのであまりお見せできませんが。今度、司令と交渉してみたらどうです?

ジェフリー:そうですね。頑張ってみます。

エレン  :手強いですからね。ウチの司令は。頑張って見て下さい。・・・さて、着きました。

ナレーター:エレンが立ち止まった所は、寮であった。その2階建ての建物は、ジェフリーに無機質な感覚を与えていた。

エレン  :ここの1階。入って右手の廊下をまっすぐ進んで突き当たりの部屋。私と隊長の部屋の真向かいになるみたいですね。

ジェフリー:あれ?男女共用なんですか?ここの寮って・・・。

エレン  :私は例外なんです。ちょっと、地図を出して貰えますか?
      ・・・ここを見て下さい。女子棟はさっきまで居た本棟の西側にあって、この男子棟は反対の東側。
      私の機体が格納されているのは、B−4番格納庫。これですね。
      この格納庫は地図を見て貰えたら分かるとおり、女子棟から遠く、男子棟に近い位置取りになっているんです。
      有事の際には出撃のスピードが命になるので、司令に無理を言って私だけ男子棟にして貰っているんです。

ジェフリー:なるほど。でも、大変じゃないですか?お風呂とか、トイレとか・・・。

エレン  :大丈夫ですよ。ここ、昔は医療棟だったのでトイレ設備などは未だに男女ともあるんです。

ベネット :ったくよー。お前はどうしてがさつなんだよ。

イレーナ :うるせぇよ。このキャラクターがオレなんだっての!

エレン  :・・・・・。彼らをなだめてくるので先にお部屋に行っててください。

ジェフリー:はい。そうしておきます。

ナレーター:苦笑するジェフリーにエレンは頭を少し下げると口論を続ける2人へと向かっていった。
      (間)
      ジェフリーにあてがわれた部屋。
      二段ベッドと簡素な机が並べられただけのその部屋には、既にジェフリーの私物が詰められた段ボールが数個置いてあった。

ジェフリー:まるで、この間行った拘置所みたいだ。

ナレーター:そう一人言をつぶやくジェフリー。ふと見上げた部屋の天井隅にぶら下がっている蜘蛛に対してジェフリーは苦笑する。

ジェフリー:よろしく。先客さん。・・・さて、荷物をばらすことにしようか。

ナレーター:べりべりとテープをはがし、つめこまれた仕事道具を開き始めた。

ジェフリー:ハードディスクと、ノートパソコンはこっちに置こう。本当はタイプライターがいいんだけどな・・・何でパソコンじゃ無いとだめなんだろう?
      部長の考えることは分からないな。あ・・・あれ?ビデオカメラのバッテリーどこに入れたっけな。

ナレーター:コンコンとノック音がする。その音が聞こえなかったのか、ドアを振り向く事もせず、ジェフリーは作業を進める。
      ドアの向こうには、ベネット達3人がいる。

ベネット :おーい。新聞屋。入って良いかー?

イレーナ :まどろっこしいなぁ。勝手に入っちまおうぜ?

エレン  :それはだめです。常識的に考えて。

ベネット :そうだぞ。女性がそんなことしちゃいけないんだぜ?例え、がさつで男みたいでもな。

イレーナ :うるせぇよ!やるか!?ベネット!

エレン  :はい。そこまで。喧嘩はまた後でしてください。

ナレーター:その時、がちゃりとドアが開き、中からジェフリーが出てくる。

ジェフリー:あ!すいません!作業に夢中で気付きませんでした!どうしました?

ベネット :いや、これから俺ら整備に立ち会うから案内できねぇぞって事を言いに来たんだ。
      ま、どっかうろうろしたいならそこら辺の暇そうなヤツに声かけてみな。とくにこいつとかな。

イレーナ :オレかよ!オレもこれから機体調整だっつの。いつも暇人みたいに言うんじゃねぇよ。

エレン  :収集つかないんで口論はそこまで。

ジェフリー:わかりました。・・・なんか、大変ですね。エレンさん。

エレン  :慣れてます。アカデミーからのつきあいなので。

ジェフリー:あ、御三方ともですか?

ベネット :そうだぜ?その時から俺とエレンは一緒に飛んでたんだ。

イレーナ :お、そういえばそうか。ま、オレは専門が違ったから、こいつらと飛ぶことは無かったけど、座学は一緒に受けてたなぁ。

ジェフリー:なるほど。

ナレーター:3人の話を聞きつつ、ジェフリーはさっそく手帳を取り出し、メモを始める。

ベネット :こいつ、座学の間ずっと寝てやがったからな。

エレン  :そういう隊長もですけどね。なんどノートを貸したことか。

イレーナ :ホントたすかったぜ。真面目だよな。エレンは。

エレン  :私が真面目な訳じゃなく、隊長達が不真面目なだけです。

ベネット :まてまて!俺はこいつほどじゃねぇって!

イレーナ :あ!?聞き捨てならねぇぞ!?それっ!

ナレーター:ジェフリーはくすくすと笑い出す。一方エレンは頭を抱え、ベネットとイレーナはぎゃあぎゃあと口論に花を咲かせる。

ジェフリー:そういえば、イレーナさんはどんな機体に乗っているんですか?爆撃部隊とお聞きしたんですが。

イレーナ :そっから見えてるぜ?アレだ。あの平べったいヤツ。

ナレーター:イレーナが窓のほうを指さす。窓の向こうには、まるでエイの様な、黒く平べったい飛行機が止まっていた。

イレーナ :B−2(ビーツー)爆撃機。ステルス性能もったイカしたやつだ。

ジェフリー:あの機体って、凄く高価なんでしょう?それを任されてるってことはかなり腕が良いんですね。イレーナさんは。

イレーナ :あったりまえよ。もっと褒めてもいいんだぜ?

ベネット :あんまり調子乗ってるとまたホルトナーのオッサンにドヤされっぞ?

イレーナ :げ。あのオッサンまだ居るのかよ。

エレン  :はい。整備班の班長をしてらっしゃいます。

ジェフリー:その、ホルトナーさんって方は、どなたですか?

ベネット :ウチの基地の整備班の班長してるオッサン。ブリーフィングルームに居たぜ?ほれ、あのスキンヘッドで口ひげ生やした。

ジェフリー:あー。あの怖そうな人ですね。あの人が、ホルトナーさん。

イレーナ :あのオッサンとも訓練生の時からのつきあいか・・・。なんか気が滅入ってくるぜ。

ベネット :お前、ほんと苦手だな。

イレーナ :だって、ずっとガミガミうるさいんだよ。いいじゃねぇか、飲み物くらい飲んだって。

エレン  :B−2(ビーツー)の故障は復旧までに時間が掛かるんですから、ホルトナーさんが神経質になるのはあたりまえですよ。

ナレーター:彼らがそう立ち話をしているところに、ケンブルがやってくる。
      苦虫を噛んだようなその表情から、何か良くないことがあった事をジェフリー以外の3人は察する。

ケンブル :談笑中済まないな。ちょっといいかね?

エレン  :はい。何でしょう。

ケンブル :先程言ったキラオの戦闘機のことなのだが・・・。ジェフリー君。少し外して貰えるかな?機密に関わることでな。

ジェフリー:あ、はい。中入ってますね。

ケンブル :そうしてくれないか。ありがとう。

ナレーター:ジェフリーが部屋の中に入ったのを確認した後、ケンブルは副官に持たせていた書類を3人に渡す。

ケンブル :先程、ストマリアから打電があった。どうやら、飛び立った戦闘機は本国を狙ったものであることが確認されたようだ。

ベネット :じゃあ、俺らが出撃ですか?

ケンブル :そうだな。現在、バイパー隊が空域の循環警備に当たっているが、どの経路で進入してくるか分からん。準備はしておいてくれ。
      そして、イレーナ。アルバトロス隊にはストマリアの救援に向かって欲しい。

イレーナ :俺らってことは爆撃任務か。

ケンブル :そうなる。詳しくはストマリアの基地へ行ってからそこの指揮官に聴いてくれ。基地の座標はその書類の中に入ってるからな。

イレーナ :了解。派手に暴れてきますよ。

ケンブル :行くまではおしとやかにな。指定場所についたら暴れてこい。

イレーナ :分かってますって。

ベネット :じゃ、俺らの機体。整備先倒ししてもらうか。

エレン  :そうですね。ホルトナーさんを探して・・・。

ケンブル :ああ、ホルトナーには既に伝えている。すぐにでも始めるそうだ。すぐにいってみたまえ。

ベネット :了解。手回し良くて助かるぜ。

ケンブル :この程度ができんで司令はやっとられんさ。

エレン  :では、我々はここで失礼します。

ケンブル :ジェフリー君には私から言っておくさ。行ってこい。

ベネット :うし、エレン!気合い入れていくぜ!

イレーナ :オレも負けてらんねぇな。おい!ベネット何か賭けしようぜ!

エレン  :仕事で賭け事なんかしないで下さい。

ケンブル :やれやれ、毎度毎度、騒々しいヤツらだ。

ナレーター:ケンブルは溜め息を付きつつ、苦笑する。

ケンブル :ジェフリー君。出てきたまえ。

ジェフリー:あ、はい。お話は終わったんですか?

ケンブル :ああ。そして、申し訳ないんだが、彼らは任務ですぐ出なくてはいけなくなったのでな。取材はまた後日に回して貰えるかな?

ジェフリー:はい。それはもちろん。というか、取材してたというより、世間話だったんですが・・・。

ケンブル :何にせよ。君は特別な存在だ。あまり派手に動かないように。
      私としては、とりあえず、ルールを守ってくれていたらいいのだ。君の存在に反感を覚えてる者も居るからな。

ジェフリー:わかりました。ほどほどにしておきます。

ケンブル :よろしい。では、暫くこの部屋で待機していてくれるかな?これからここも忙しくなる。では、失礼。

ジェフリー:はい。失礼します。・・・反感かぁ。ケンブルさんが一番抱いてそうだな。あまり派手に聞き回らない方が良さそうだ。

ナレーター:副官を後ろに連れ、歩いて行くケンブルの後ろ姿を見ながらジェフリーはそうつぶやく。
      副官に二言三言(ふたことみこと)何か指示している姿を見ると、どうしても自分が監視されている様に感じてしまうジェフリーだった。

ジェフリー:とりあえず、今日の所は部屋に居ようか。部長にも書かなきゃきゃいけないものあるし。

ナレーター:そう、考えをまとめたジェフリーは、部屋に引っ込むと再び、段ボールとの格闘を始めた。


ナレーター:次回予告
 
ケンブル :また、私の出番が少ない気がするのだが・・・。

イレーナ :どうやら、作者もこんなつもりじゃなかったらしいけどな。

ジェフリー:えっと、出番を取っちゃった感じですか?コレは。

エレン  :簡単に言えばそうですね。

ベネット :特に、今回はイレーナとジェフリーが持って行ったな。

ケンブル :・・・次回 ソラノキセキ 第三話 防空

イレーナ :落ち込みすぎだろ。司令。

エレン  :後で、ウィスキーでも差し入れましょうか。

ジェフリー:それでは、次回をお楽しみに。






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