神々の戦い 第一話 

霧詩雷斗(きりし らいと)♂ 16歳 ゼウスの力を持つ少年、無類の女好き、だけどシスコン。
自分に過剰なまでの自信を持ち、生意気、口も悪い。
霧詩樹乃(きりし じゅの)♀ 19歳 ヘラの力を持つ少女、男女問わず嫉妬する、だけど相手は弟。
お姉ちゃんって言うより姉貴、口も早いけど手が出るのも早い。
霧詩碧海(きりし おうみ)♂ 17歳 ポセイドンの力をもつ少年、冷静で落ち着いた性格。
恐らく兄弟の仲では一番普通な子。
霧詩明 (きりし めい)♂ 18歳 ハデスの力を持つ少年、真っ直ぐに捻くれた奴。
雷斗とはケンカするほど良い仲、でも弟の方が腕っ節は強い。
霧詩絵菜(きりし かいな)♀ 50歳 ガイアの力を持っていた女、夫である黒之に力を消されてしまったため。
子供を何人も生んだとは思えないほど美人、物腰柔らかなお人。


雷斗♂:
樹乃♀:
碧海♂:
明♂:
絵菜♀:


雷斗N「あなたは神を信じますか?と聞かれて心の底からはい、ってあんたは言える?
     俺は声を張って、心の底から頷くな、間違いなく、理由?そんなの簡単さ、
     だって、俺は、いや、俺たちの家族は、神様だからさ」

樹乃「神々の戦い 第一話 家族会議」

明「あんのくそ親父、いつ帰ってくんだかなぁ」

碧海「さて、あの人のことだから、案外感づいたのかも知れませんね」

絵菜「そうねぇ、占いを信じて自分の息子を殺してしまう人ですもの」

樹乃「私たちの存在を知った途端雲隠れとか、本当に小心者よね」

雷斗「だっよなぁ、あんなんが血の繋がった親父かと思うと腹たつよなぁ」

絵菜「そうよね、だったら最初からピーーしなきゃいいのにねぇ」

樹乃「お、お母さん」

明「こ、子供の前でそれはどうかと思う」

碧海「うん、雷斗もいるんだから・・・」

雷斗「え、なに?俺明と違ってどーてーじゃないから気にしなくていいよ」

明「な、なんだとっ!?」

碧海「そ、そうなんだ・・・」

樹乃「ら、雷斗・・・・、あんたぁ〜」

雷斗「はっ、ちちち違うんだ姉貴!」

絵菜「おっほん、あなたたち?」

碧海「す、すみません、母さん」

明「全く、上と下が両方ダメじゃなぁ」

樹乃「明、なんか言った?」

明「な、なぁんも言ってねぇよ!」

雷斗「俺も明になんてダメとか言われたくねぇよ!」

絵菜「あ〜な〜た〜た〜ち〜?」

4人(碧海)「ご、ごめんなさいぃ〜!」

絵菜「ふぅ、分かってるわね、あの人は私の力を奪ってさらに強大になった、
    間違いなく思い上がってるわ、何をしでかすか分からない」

雷斗「分かってるって!どんなことだろうと、なんもしようとしてなくても!絶対止めてやるって!」

碧海「なにもしてないのをどうやって止めるのさ・・・」

明「息の根を止めちまえばいいんだよっ、なっ!」

樹乃「そー言うことでしょ、ね、母さんっ」

絵菜「ふふふ、そー言うことよ」

碧海「なるほどね、でも、彼も不幸だよね、僕らに命を狙われるなんて、さ」

絵菜「そうね、あなた達四人であれば彼も倒せるでしょうね、相手が彼一人であれば」

雷斗「あん?どーいうこと?」

絵菜「彼は世界中を逃げ回り、手下や協力者を増やすでしょう、早く見つけなくては、ね」

明「なるほどな、それに、探すならバラけた方が効率良いだろうしな」

碧海「それじゃ、今日から別行動、かな?」

樹乃「そっかぁ・・・」

明「そんじゃ、俺はもう行くぜ、次会う時は親父退治の時だな」

碧海「そうですね、それじゃ、グッドラック」

絵菜「それじゃ、みんながんばってねぇ〜」

樹乃「うん、行って来ます・・・」

雷斗「あ、あー、姉貴?」

樹乃「ん・・・、何?」

雷斗「えっと、あれだ、一緒に行こうぜ?」

樹乃「うん!」


つづく、と思うw