オタップルが結婚したら?   作:福山漱流

結婚直後、引っ越しして段ボールが積まれただけの部屋。
とりあえず、布団を引いて寝てみた。
感覚としては同棲していた時と変わらないことにちょっと肩透かし。
二人とも荷物を片付けるため休みをとった。
お腹が空いて何か作ろうとするけれど荷物ばらすのめんどくさい。
外に出るのもめんどくさい。
変んないことに飽きれつつやっぱりこれが一番なのかと思う。


こちらの台本は【劇団ぱるぷんて】のホームページにも同じものが掲載されております。
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尾上 晃汰(おがみこうた):アニメ好き、マンガ好き、ゲームの腕前は中の上なライトオタク。
              とりあえず、勧められたマンガとかは手に取る派。肌に合ったらそのまま継続、合わなかったら即売却。
              大学の時、誘われた同人誌研究会に所属し、そのまま部長になって、今も嫁といっしょに同人活動継続中。

尾上 かなみ(おがみ——):アニメ大好き、漫画大好き、ゲームの腕前は上の中(特に格ゲー)なヘビーオタク。
              なんでも熱中するタイプでカップリング沼にハマりやすい。その分、地雷カプにはうるさい。
              同人誌即売会で旦那と出会い意気投合。今に至る。


晃汰♂:
かなみ♀:


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晃汰 :ありがとうございましたー。
    引っ越し業者さん帰ったぞー。・・・なにしてんの。

かなみ:うん?どした?

晃汰 :いや、何で正座してんのかなって。

かなみ:うむ、なんか落ち着かなくて。

晃汰 :そりゃあ、段ボールに囲まれてたら落ち着かないわな。

かなみ:結構あるもんだね。大分減らしたつもりなんだけど。

晃汰 :俺も結構処分したけどまぁまぁあってヒいた。

かなみ:それって、私が減らしてないっていうこと?(むくれる

晃汰 :ちがうちがう。自分のが。読まない本とか削ったはずなんだけどなぁ。

かなみ:それな。マジで「今以上にないくらい断捨離したわー。断捨離女子だわー」って思ったけど。

晃汰 :うん。やっぱ人前じゃなくなるとオタク口調になるのな。

かなみ:いーじゃん、素で。たかだか晃汰の前だし。

晃汰 :えぇ〜。かなみさんひどいッスわ〜。俺立ち直れないっスわ〜

かなみ:はいはいワロスワロス。てか、心にも思ってない感じ溢れすぎでワロエナイ。

晃汰 :せやろ。ドヤァ。

かなみ:うわ、ウザ!どっかのシェフみたいなうざさ。

晃汰 :あー、消えたねぇあの人。まぁ、大して好きでもなかったけど。

かなみ:晃汰どん晃汰どん。

晃汰 :なんだね?かなみどん。

かなみ:腹が減り申した。

晃汰 :そうか。ガンバ。

かなみ:作れよぉー!料理コミックばりの絶技みせろよぉ

晃汰 :そんなスキルは持ってない。持ってて「スキル:男の料理 Bプラス」

かなみ:スキル解説よろ

晃汰 :具材大き目、しかしそれなりに食べられる料理を作るスキル。
    Bプラスなんで出来合いの料理程度よりも美味。

かなみ:よし、令呪をもって命ずる!料理せよランサー!

晃汰 :槍持ってねぇし。令呪なんてこの世界にはありませんですしおすし。

かなみ:いや、槍なら下の方にお持ちでは?

晃汰 :下ネタはんたーい。

かなみ:アハンウフンな同人誌作ってる人にいわれたくありませーん。

晃汰 :そういうあなたは夏のBL本。落とすつもりかね?

かなみ:うっ、持病がっ!持病の白紙コワイ病がっ!

晃汰 :壁サーが新作落とすとかないわー。

かなみ:ネタがっ!ネタがあり過ぎるのが悪いっ!公式めっ!ありがとうございます!

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晃汰 :こうして、バカ話をしている俺たちは正真正銘の夫婦である。

かなみ:一般にいう『新婚夫婦』と言われる類の人間。

晃汰 :5年間付き合って、そのまま結婚。新居に移った最初の日。

かなみ:今日、新婚生活が始まったわけだが・・・。

晃汰 :もう、わかっているだろうが、我々は普通の夫婦じゃない。

かなみ:そう、我々は『オタク夫婦』なのである。

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晃汰 :オタップルが結婚したら

かなみ:第一話? 二人生活はじまり編

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晃汰 :ばらすかー。この山のように積まれた荷物。

かなみ:今日の目標。食器と調理器具は救出する。

晃汰 :嫁どん。それは意欲低すぎじゃありませぬか?

かなみ:夫どん。では聞くが、この段ボールの山。どこに何があるかわかっておるのか?

晃汰 :いんや、全く。

かなみ:ですよねーっ!せめて目印つけとけばよかったーっ!

晃汰 :調子に乗って二人ともおんなじ会社に頼むんじゃなかったな。

かなみ:けど、新刊に掛かる費用を考えたら・・・くっ!

晃汰 :それって、他サー巡回用の費用ですよね?

かなみ:それ以外になにがある!たわわなオナゴが私を呼んでいる!

晃汰 :二次元のな。ほんと、お前ってきょぬー好きだな。

かなみ:きょぬーにはっ!浪漫が詰まっている!いや、虚ろな方のきょぬーも好きだけど。

晃汰 :こないだ見てたアニメ。男の娘で偽乳が発覚した時には錯乱してたのに。

かなみ:あれはっ!邪道なのだ!詐欺なのだ!偽乳には夢がない!
    シリコン作成の丘には、夢はないんだよ!

晃汰 :はいはい。乳談義はそこまでにしよーず。とりあえず、この山なんとか・・・ん?

かなみ:ん?なんぞなんぞ?なにかあったか?

晃汰 :これ・・・なに?

かなみ:あ゛ッ!それはッ・・・

晃汰 :フィギュアは幅取るから持ってかないって約束だったろ!

かなみ:だって!ウチの嫁だよ!?限定品なんだよ!?傍に置けないなんて・・・

晃汰 :俺だって不知火連れてきたかったんだぞ!?

かなみ:魔乳おっぱいはデカ過ぎなんで却下で。

晃汰 :こいつと変わんねーだろサイズ!

かなみ:あんなヴァイオレンス魔乳とウチの子一緒にしないで!

晃汰 :えぇ〜っ

かなみ:・・・だめ?

晃汰 :うっ・・・上目遣いで媚びるな!つか、今更だから別にもうダメとか言っても仕方ないんでいいですけど。

かなみ:完全勝利!アストラルフィニッシュ入りましたわー

晃汰 :ディストーションフィニッシュどまりなんで。ってそうじゃなくて荷物!

かなみ:ういっす。かたづけまーす。

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晃汰 :そして、2時間後

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かなみ:なぁ、ダンナぁ。

晃汰 :おう、どうした?かな吉ぃ。

かなみ:拙者、もう疲れたでござる。

晃汰 :奇遇だな。俺もだ。

かなみ:あーきーたーっ!

晃汰 :荷物整理にここまで時間食うとは・・・。

かなみ:片付けられたのってどこまで?

晃汰 :服と食器、調理器具にPC、日用品。くらいか。

かなみ:救出できていないものは?

晃汰 :本。ゲーム。漫画。ペンタブ。

かなみ:ペンタブは救出します!

晃汰 :食い気味に来たね。まぁ、新刊締め近いしな。

かなみ:ダンナどんはいいのかね?

晃汰 :ん?俺、もう印刷所出したよ?

かなみ:へっ!?もう!?

晃汰 :今回出すの、今までツイッターに上げてた奴だけだし。
    セリフと色付けで完成。

かなみ:ズル過ぎわろえない・・・。

晃汰 :手伝ってやっから。

かなみ:まじで!?本気出す!

晃汰 :明日からな。

かなみ:うぃーっす

晃汰 :とりあえず、飯にしようぜ。流石に腹減り過ぎ。

かなみ:さっきから腹の虫鳴りまくりだもんねー。

晃汰 :・・・買い出しめんどくせぇ。

かなみ:デリバリーでも頼む?

晃汰 :ここらへん、デリバリーあった?

かなみ:ネットで注文すればいいじゃん。

晃汰 :あ、そうか。携帯携帯・・・あれ?

かなみ:ないの?

晃汰 :うん。あれ?さっきいじってて・・・あれ?

かなみ:もー、どこやったの。

晃汰 :わっかんねぇ。どこだっけ。ちょっと鳴らしてみて。

かなみ:全く、ちょっと待って。携帯出すか・・・あれ?

晃汰 :・・・おい、もしかして・・・。

かなみ:私のどこだっけ?

晃汰 :おいぃぃぃっ!

かなみ:待って!すぐ思い出すから!

晃汰 :さっき持ってたろ!?

かなみ:そうなんだけど!ポケットに入れていたはずなのに

晃汰 :マジかよ。

かなみ:もしかして、段ボールの中に入れた?

晃汰 :俺に聞くなって!とりあえず探すぞ!

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かなみ:そして、30分後。

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晃汰 :あったぁぁぁっ!

かなみ:うおっしゃぁぁっ!

晃汰 :つか、ランドリーボックスにどうやって入れたし!?

かなみ:ズボンに入れてそのままポイ?

晃汰 :不用心すぎんよ!洗ったらどうするつもりだったんだよ。

かなみ:ごめーんね

晃汰 :まぁいいや。とりあえず、俺のも見つかったし。

かなみ:てか、晃汰も人のコト言えないからね?

晃汰 :うっ・・・

かなみ:段ボールの下敷きにしてるとか、事によっちゃ粉砕されてた訳だし。

晃汰 :気楽にぽいぽい置くんじゃないな。こういう時。

かなみ:ホントそれ。よし、これでやっと出前が取れるー

晃汰 :ネット回線開設しておくべきだった・・・。

かなみ:まぁ、今更言ってもしかたなし。さー、注文だー

晃汰 :寿司、ピザ、ラーメン・・・うーん。

かなみ:気分じゃないなぁ・・・。

晃汰 :ちなみに今の気分は?

かなみ:寿司以外の和食。

晃汰 :奇遇だな。俺、煮もの食いたい。

かなみ:あ、そうだ。そういえば、近所に定食屋なかったっけ?

晃汰 :え?・・・あー!駅前にあったな!全国チェーンの!

かなみ:あそこ行こう!元気のあるウチに!

晃汰 :そうするか。もれなく空元気だがな!

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かなみ:かえったぁー

晃汰 :つかれたぁー

かなみ:ねぇ・・・僕、なんだかとっても眠いんだ。

晃汰 :名作童話劇場やめれ。それ死んでまうやつ。

かなみ:ああ、全裸まっぱな天使さまが見える・・・

晃汰 :枕詞で残念になってますよ?おねぇさん?

かなみ:というわけで寝よう!荷物の片づけはまた今度!

晃汰 :今度っていつ?

かなみ:気が向いたとき!

晃汰 :いつまでも片付かないやーつ。

かなみ:というわけで、とりあえず布団敷こう!

晃汰 :はいはい。ま、俺も今日つかれたし寝るか。

かなみ:ふっとんーふっとんー。ぶわっさぁぁ!

晃汰 :あ、そういえば。

かなみ:お?どしたどした?お兄さんは寝ないのかい?
    布団にダーイブ。ふふーん。

晃汰 :俺、そういえば布団ないんだった。

かなみ:えぇぇっ!?なんで!?

晃汰 :荷物に詰め切れなくて別輸送にしたんだよ。
    届くのあした。

かなみ:なにやってんのっ!?

晃汰 :いや、仕方ないっしょ。入りきらなかったんだし。

かなみ:え、じゃあどうやって寝るの?

晃汰 :そこ。

かなみ:ここ?私の・・・となり?

晃汰 :だめか?

かなみ:え、いや。べつに・・・いいけど・・・。

晃汰 :ん?

かなみ:なんでもない!ホラ!仕方ないから入れたげる!

晃汰 :んじゃ、お邪魔して。よっこいしょ。

かなみ:晃汰ぁ、爺臭い

晃汰 :腰痛ぇんだよ。

かなみ:はいはい。お疲れ様〜。よしよーし

晃汰 :うわ、なんかすっげぇ腹立つ。

かなみ:ほめてあげてるんでちゅからね〜?

晃汰 :トーン張り手伝ってやんねぇ。

かなみ:いやっ!それだけはご勘弁を

晃汰 :解ればよろしい。

   (間)

かなみ:・・・うーん。

晃汰 :ん?どうした?

かなみ:いや、変わんないなって思って。

晃汰 :は?なにが?

かなみ:いや、今日って新婚生活初日な訳でしょ?
    それなのに盛大になにも始まらなかったなぁって。

晃汰 :荷物の片づけはしたぞ?

かなみ:それはそうだけど、そうじゃなくって。

晃汰 :じゃあなんだよ。

かなみ:うーん。こう・・・なんか、もっと付き合ってた時期と変化してるものだと思ってた。

晃汰 :環境が?

かなみ:環境もだけど、心境も。

晃汰 :ふぅん?

かなみ:あ、ひっそり襲おうとしないでね。今、そういう気分じゃないから。

晃汰 :チッバレたか。

かなみ:バレてます。何年付き合ってきたと・・・

晃汰 :ぶっちゃけ、それじゃねぇですかい?お嬢さん。

かなみ:へ?なにが?

晃汰 :その「何年付き合って来たんだ」ってやつ。

かなみ:もれなく5年ですな。

晃汰 :5年も付き合って、時々一緒に暮らしてりゃあ慣れるぞ。

かなみ:一緒にいること?

晃汰 :そう。一緒に片付けしたり、一緒に飯食ったり。あと、こうやって一緒に寝るのも。

かなみ:なにそれ、ロマンチックの欠片もないじゃん。

晃汰 :俺は現実主義者だっ!キリッ

かなみ:ロマンを語れねぇ奴が、世界を救えるかぁぁロケットパーンチ

晃汰 :ぐはぁー、や、やられたぁー

かなみ:ぷっ・・・あはははは!

晃汰 :ははははっ、なんだこの茶番。

かなみ:つまんなさすぎて、逆に笑えて来ちゃった。

晃汰 :それな。あーしょーもな。

かなみ:まぁ、でもこれでいっか。私たちらしいし。

晃汰 :そうそう。いいじゃん。くだらないお遊びから始まる新婚生活ってのも。
    喧嘩しながら始める結婚生活じゃないし。

かなみ:喧嘩スタート。それは勘弁だー。断固拒否する。

晃汰 :同じく。・・・(真面目に)かなみさん。

かなみ:ん?なんぞー?えっ、なに真剣な表情して。

晃汰 :これから、迷惑かけると思うけれど、精一杯頑張るんでよろしくお願いします。

かなみ:えっ、とぉ・・・?あー。こちらこそ。、不束なやつですが、よろしくお願いします。

晃汰 :よし、これでちょっとは特別になったかな?

かなみ:そうかな?・・・ってか晃汰キザっぽい。

晃汰 :うん、知ってた。自分でもないなーって思った。

かなみ:ま、でも、ありがと。

晃汰 :どういたしまして。

かなみ:よし、それじゃあ、寝るかー。
    明日は買い出しに、荷物整理に忙しいぞー

晃汰 :あ、かなみどん、かなみどん。

かなみ:どうした。こうたどん。

晃汰 :ひとつ、気づいたことがある。

かなみ:なんじゃ。申してみよ。

晃汰 :俺ら、なかなか寝られないの。この段ボールの所為じゃね?

かなみ:へ?

晃汰 :ほら、まわり見渡してみな。

かなみ:・・・・うわ。

晃汰 :俺たち、パンダに囲まれて見守られながら寝ることになってますけど。

かなみ:なんか、こんなに並ぶとキモい。

晃汰 :とりあえず、一か所にまとめるか。

かなみ:そうしようか。落ち着かないし。

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晃汰 :そして、この後、二人で荷物を一か所にまとめたり、偶然付けたテレビの深夜アニメに盛り上がったりして、結局寝たのは日付が変わってからだった。

かなみ:結局、わいわいとして、どたばたした感じで初日を終えてみたけれど。これはこれで「あり」なのかもしれない。

晃汰 :特に代わり映えのない普通の一日。

かなみ:でも、そんな一日を新婚初日に切れたこと。

晃汰 :それこそが、一番大切なことなのかもしれない。

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かなみ:次回!驚愕の事実に直面する晃汰!愛するかなみのため、晃汰は命を懸けた闇のデュエルにー

晃汰 :参加しねぇよ。デュエリストじゃねぇし。つか、この話つづくの?

かなみ:さぁ?続くんじゃない?台本見てみなよ。

晃汰 :え?なに。どこ。

かなみ:私のセリフ。タイトルコールの後。

晃汰 :かなみ台詞。第一話? 二人生活はじまり編・・・。

かなみ:一話って書いてあるということは二話が・・・

晃汰 :ないな。

かなみ:うそぉっ!?

晃汰 :だって、はてなついてんじゃん。これ続き物詐欺のやつだ。

かなみ:うぇぇっ!?そうなの!?

晃汰 :ま、いいじゃん。俺らの私生活垂れ流されるより。

かなみ:まぁ、それはそうだけど。なんかつまらーん。

晃汰 :あ、そういえばかなみどん。近所のコンビニ。刀剣フェアやってんず。

かなみ:まじか!行く!くじ引く!ラストワン欲しいんじゃーっ!

晃汰 :というわけで、ここまでのお相手は尾上 晃汰と。

かなみ:かわいいヒロイン!尾上かなみちゃんでしたー。

(間)

晃汰 :いや、ねぇだろ。最後のあれ。可愛いヒロインとか。

かなみ:なにーぃ。いいじゃん最後くらい。

晃汰 :たのしそうでなにより。

かなみ:ひくなこらー!寂しくなるじゃろ!?ちょ、まてーぃ!


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