題名「春への一歩」

登場人物

榊原 瞬  (35)大家さん

佐藤 彩  (18)大学一年生

瞬♂:
彩♀:


舞台 大家の一室 
男が1人黙々と書類を片している。

ドアのベルが鳴る。

瞬「はーい」

瞬がドアを開ける

瞬「!?」

彩「こんにちは!大家さんですよね?
  私新しく入居してきました佐藤彩です。
  これからよろしくお願いいたします。」

瞬「……あ~はい、よろしく。」

彩「これつまらないものですけどよかったらどうぞ!」

瞬「これはどうもご丁寧に、わざわざありがとうございます。
  何か不備が見つかりましたらすぐに言って下さい。」

彩「はい、それでは失礼致します。」

瞬「あ…」

彩「…はい?」

瞬「これ、貰ったのはいいんですけど私少食でして
  よかったら今から一緒に食べませんか?」

彩「え!?」

瞬「仕事もさっき落ち着いたところで丁度休むところだったんですが
  1人だとあまりにも味気ないじゃないですか。
  一人で食べるよりも二人で食べたほうがいいですし。」

彩「あ、いや…その」

瞬「迷惑だったら構いません。まだ荷解きもあるでしょうから。」

彩「…すみません」

瞬「いえいえ」

彩「失礼します。」

彩 はける

瞬、彩を見えなくなるまで見送り、粗品を視線を落とし、自室へと戻り一枚の書類を手に取る
  
瞬「佐藤彩、大学一年生…」

暗転


明転

商店街

遠くから彩の声が聞こえる

彩「大家さーん!」

瞬「佐藤さん、相変わらず元気がいいですね。」

彩「元気が取り柄ですから!」

瞬「元気だけじゃないといいんですけどね…」

彩「なにかいいました?」

瞬「いいえ別に、佐藤さんは学校帰りですか?」

彩「はい、大家さんはお買い物ですか?」

瞬「えぇ、家は私一人だけですので毎日自炊で大変ですよ。」

彩「いいじゃないですか!料理のできる男ってモテるんですよ。」

瞬「モテるとか、もぅそんな歳ではありませんよ。」

彩「大家さん若いじゃないですか、幾つなんですか?」

瞬「非常に残念ですが、今年で36になります。」

彩「うっそ!私の二倍!?」

瞬「大抵の方はそうやって驚いてくれますね。」

彩「全然見えないなぁ~。」

瞬「それはそうと佐藤さん。新しい家にはもぅ慣れましたか?」

彩「え!?あぁ…いやぁ~。」

瞬「何か問題でもありました?」

彩「実は…」

瞬「何かあれば私に言ってくださいと…」

彩「荷解きが全然終わってないんです。」

瞬「はい?」

彩「私片付けるのって苦手で…
  とりあえず必要な物だけだして…全く手を付けてないというか。」

瞬「二週間も?」

彩「二週間も。」

瞬「…」

彩「…」

瞬「片付けましょう。」

彩「へ!?」

瞬「手伝います。」

彩「いやいやいや大丈夫ですよ。」

瞬「いーえ手伝います、大家としてそんなこと聞いたら手伝わないわけにはいきません。」

彩「本当に大丈夫ですよ。ほら…下着とか。」

瞬「ではそっちの方は佐藤さんに任せるので、私は他の方を片付けます。」

彩「そんな…。」

瞬「このままでは一生片付きません。
  そうなる前に私が手伝って一緒に片付けるんです。わかりましたか?」

彩「あ…いや。」

瞬「わかりましたか?」

彩「…はい。」


暗転


彩の部屋

明転


彩「どうぞ、散らかってますけど。」

瞬「散らかっているというよりも、見事にダンボールの山ですね。」

彩「うぅ…面目ない。」

瞬「さぁ、片付けましょう。」

彩「あぁ~!そのダンボールはだめです!」

瞬「ではあちらのダンボールなら大丈夫ですか?」

彩「はい、あっちのほうは家具とかなのでそっちをお願いします。」

瞬「わかりました。」

彩「あぁ~まさかこんなことになるなんて…」

瞬「なにかいいましたか?」

彩「ううん!なんでもって…それはだめぇー!!!」








彩「疲れたぁ~。」

瞬「だいたい片付きましたね。」

彩「この部屋ってこんなに広かったんだ。」

瞬「片付けてないから狭く見えただけです。」

彩「は~い、今日はありがとうございました。」

瞬「い~え、快適に過ごしていただくのが大家の勤めですから、
  まぁ…私だけでは手が届かない物もありますので
  佐藤さんがもうちょっと真面目になってくれれば助かるんですけどね。」

彩「うわぁ~大家さんこんなに意地悪な人だったんだ。」

瞬「大人は意地悪な人ばっかりですよ。」

彩「ひっどーい。」

瞬「ちゃんとしていればこんなことは言いません。」

彩「はぁ~い。」

瞬「さて、では私はこれで。」

彩「あぁー!ちょっと待ってください!」

瞬「どうしましたか?」

彩「お礼をさせて下さい!」

瞬「お礼なんていらないです。」

彩「させてください!何か私にできることありませんか?」

瞬「そう言われましても。」

彩「なんでもします!」

瞬「なんでも…ふふっ」

彩「な…なんですか?」

瞬「そういうのはもっと体が発達してからでお願いします。」

彩「へ!?そ…そういう意味で言ったんじゃありません!」

瞬「私が20以下の人と関係をもってしまうと法律に引っかかりますし、何よりそこまでロリコンじゃありません。」

彩「だ~か~ら~!」

瞬「すみません。ちょっとからかい過ぎました。」

彩「もぅ~!意地悪です!」

瞬「ごめんなさい。では、お腹が空きました。」

彩「はい?」

瞬「お礼にご飯を頂いてもいいですか?」

彩「そんなんでいいんですか?」

瞬「正直言うともぅお腹ぺこぺこなんです。なのでお願いします。」

彩「…はい!ちょっと待ってて下さいね!すぐ作ってきます。」

彩 はける

瞬「本当に…世話のやける入居者ですね。」

瞬「……咲。」

彩「大家さん!」

瞬「はい!なんですか?」

彩「食べられないものとかある?」

瞬「大丈夫です好き嫌いはないです。」

彩「できるだけ早く作るんで楽しみにしててくださいね。」

瞬「わかりました。あぁ、よかったらこれ使って下さい。」

瞬買い物袋を渡す。

彩「いいんですか?」

瞬「大丈夫ですよ。」

彩「ありがとうございます!」

暗転


明転

テーブルには彩の作った料理が並べられている。
向かい合わせで座って2人で食事をしている。

瞬「うん!美味しい!」

彩「本当ですか!?」

瞬「本当ですよ。」

彩「やったー!」

瞬「一時間も待った甲斐がありました。」

彩「実は結構不安だったんです。家族にしか食べさせたことがなかったから。」

瞬「本当に美味しい、店に出しても大丈夫ですよ。」

彩「本当!?」

瞬「嘘です。」

彩「うぅ…」

瞬「あははごめんなさい。」

彩「もぅ…酷いです。」

瞬「拗ねない拗ねない。」

彩「ふんだ…」

瞬「…」

彩「…」

瞬「…」

彩「…ねぇ大家さん。」

瞬「なんですか?」

彩「咲って誰ですか?」

瞬「!?」

彩「ごめんなさい…聞こえちゃったから。」

瞬「そうですか。」

彩「…」

瞬「大切な人です。」

彩「大切な?」

瞬「そう、大切な人。いつもこうやって二人で食事をして。
  二人で笑い合って…二人で旅行に行ってそんな日々をずっと過ごしてきました。
  私にとっての大切な人。それが…咲です。」

彩「でも…一人だって。」

瞬「うん…今はね。」

彩「今は?」

瞬「今はもぅいないです。死んだわけではありませんが、男を作ってそっちの方に行っちゃいました。」

彩「そんな…」

瞬「最初佐藤さんに会ったとき驚きました。あまりにも似てましたから。」

彩「私がですか?」

瞬「はい、でもすぐ違うってわかりました。戻ってくるはずがないんですから。」

彩「あの…」

瞬「でも大切な人に変わりはないよ、だって…妹だもん。」

彩「…は?」

瞬「妹。」

彩「…妹?」

瞬「そう。」

彩「恋人じゃなくてですか?」

瞬「一言も恋人なんて言ってないです。」

彩「…お~お~や~さ~ん!」

瞬「あはは!ごめんなさい。」

彩「もぅ知らない!」

瞬「完全に機嫌を損ねてしまいましたか。」

彩「…」

瞬「佐藤さん。」

彩「…」

瞬「彩さん。」

彩「っ!」

瞬「機嫌を損ねてしまったお詫びに、今度は私が料理をご馳走しますよ。」

彩「急に名前呼ぶの…反則です。」

瞬「駄目でしたか?」

彩「駄目です。」

瞬「そうですか…」

彩「…私だけ名前を呼ばれるのは嫌です。大家さんも名前で呼ばれて下さい。」

瞬「あぁ~!そんなことでいいんですか?」

彩「…はい。」

瞬「じゃあ呼んで下さい。」

彩「…」

瞬「どうしました?」

彩「名前知らない…」

瞬「はい?」

彩「大家さんの名前私知らない!」

瞬「…知らなかったんですか?」

彩「知らないよ!名乗られてもいないし、普通大家さんとこんな事になるなんて思わないじゃないですか。
  普通大家って最初に挨拶して後は会った時に軽く会釈するだけでいいものだと思ってましたよ!
  だから名前なんて覚える必要がないと思ってたんです。それが今では一緒に食事するまでの関係だし
  名前聞こうとしても今更だし…その…」

瞬「瞬です。」

彩「へ?」

瞬「榊原 瞬といいます。」

彩「瞬さん?」

瞬「はい。」

彩「…」

瞬「改めて宜しくお願い致します。」

彩「…もぅ~!!」


暗転


明転

瞬の部屋 
書類をまとめている瞬

ベルが鳴る


瞬「はーい、今手が離せないので勝手に入ってきちゃってください。」

彩「お邪魔しまーす。瞬さん確認もせずに入れるのは無用心だよ。」

瞬「残念なことに家を訪ねてくる人は早々いないしこの時間帯に来るのは彩さんだけです。」

彩「夕飯時だもんねー。」

瞬「言っておきますけど、この間はお詫びに料理を作っただけで毎度毎度来ていいとは言っていませんよ?」

彩「来ちゃだめだとも言われてないから大丈夫。それに料理は私が作ればいいんだもん!」

瞬「随分と言う様になったものですね。」

彩「いつも意地悪な人にいじめられているからよ。」

瞬「いじめっていじめられるほうにも原因があるって知っていますか?」

彩「ねぇねぇ!今日はなに食べたい?」

瞬「聞いてませんね…」

彩「じゃあみんな大好きオムライス作っちゃうねー!」

瞬「それは彩さんでしょ?」

彩「あは、ばれた?」

瞬「楽しみにしてます。」

彩「すぐ作るから待っててねー。」

彩 はける


瞬は書類の作業に戻りしばらくすると料理の音と彩の鼻歌が聞こえてくる。


瞬の携帯がなる


瞬「はい、もしもし…!?咲…何しに電話してきた?
  もぅ俺のことなんか用済みなんだろ?……今更なんだよ。
  …やりなおさないか?ふざけるな…お前はもぅ結婚してるだろ。
  俺のほうがよかったって…俺はお前の道具でもなんでもねぇよ!二度とかけてくるな!!!」

携帯を放り投げる

彩「瞬さん!?」

瞬「彩…さん。」

彩「大丈夫ですか?落ち着いてください!」

瞬「心配要らないです。気にせず料理を続けてください。」

彩「瞬さん…」

瞬「…」

彩「わかりました。」

彩 はける


瞬「…なにやってんだ俺は。」

瞬その場に項垂れて動かない
しばらくするとオムライスを作った彩が入ってくる。

彩「瞬さん!ご飯ですよ!」

瞬「…あぁ。」

彩「…」

瞬「いただきます。」

彩「…いただきます。」

瞬「…」

彩「…」

瞬「何も聞かないんですね。」

彩「…」

瞬「さっきのこと。彩さんのことだからてっきり問い詰められるのかと思ってましたが。」

彩「馬鹿にしてます?」

瞬「すごく。」

彩「失礼ですね、空気くらいよみますよ。」

瞬「そうですか…」

彩「誰だって聞かれたくないものはありますから。」

瞬「…」

彩「…」

瞬「ごめんなさい。」

彩「…」

瞬「彩さんに嘘をつきました。」

彩「…はい。」

瞬「前に私には妹がいるって話しましたよね?
  本当は…彩さんの言う通り。
  恋人だったんです。」

彩「無理に喋らなくてもいいんですよ。」

瞬「彼女とは高校の時からの付き合いでね。何かと彼女は私のことを連れまわしていた。
  それでも友達以上恋人未満みたいな関係がずっと続いて社会人になってから告白したんだ。
  その時の返事がやっと気づいてくれた。遅いよ。こんな一途に思ってくれてる女なんていないんだから感謝しなさい。
  だったかな。」

彩「…」

瞬「デートして色々な所に行って、旅行にも行って、こんな幸せな時間は他にないんだろうなとも思ったよ。
  だからプロポーズした。生涯貴方と一緒にいたい。結婚してくださいってね。
  結果は大成功、私は咲と結婚した。そしてずっと一緒にいられるようにこの家を建てた。
  咲は人と話すのが大好きだったから、一緒にこの商売を始めたんです。」

彩「そうだったんですか。」

瞬「だけど幸せな時間はそう長くは続かなかった。
  入居者の男性に恋をして咲は…私を見捨てて出て行ったんです。」

彩「そんな…」

瞬「所詮私は彼女の玩具でしかなかったんだよ。飽きたらポイ。
  そしてまたその玩具で遊びたくなったからやりなおさないかっていってきたんだ。
  そんな咲のことをどうやって信じられる…信じれるわけがない。
  私はもぅ傷つくのはたくさんなんです。」

彩「…」

瞬「彩さんとの日々も…もぅ終わりですね。」

彩「え?」

瞬「こんな話を聞いて、彩さんはどう思いましたか?
  幻滅しましたか?しますよね。
  わかっているんです咲がこんなことを思っているはずがない。
  玩具なんて思っているはずがないんです。
  電話の声を聞いてすぐわかりました。
  わかっているはずなのに拒絶してしまうんです。
  もぅ嫌なんですよ。」

彩「瞬さん。」

瞬「短い時間でしたがありがとうございます。
  彩さんはこのアパートは二年契約ですからすぐには引越しできないと思いますが
  極力彩さんの前には現れないようにします。」

彩「瞬さん!」

瞬「大丈夫です。わかってますから。これが、最後の晩餐です。」

彩「っ!」

彩が瞬をはたく! 音があるとうれしい


瞬「彩…さん。」

彩「なんでそんな寂しい事いうんですか!」

瞬「…」

彩「私はここに来たくてここに来てるんです!
  いくら瞬さんがどれだけ酷い過去をもっていようと関係ありません!
  私は瞬さんが好きだからここにいるんです!
  なのになんでそうやって勝手に決めつけるんですか…
  いつもそうです…勝手に決めつけて自己解決する。
  そこに私の思いは一切ありません!
  本当に私や咲さんのことを考えているならまず聞いてみることから始めてください!
  怖いのはわかります…でも勇気を出さなきゃ進めないじゃないですか!
  私を子供子供って言いますけど本当の子供は誰ですか!
  相手の事を言う前にまず自分の事をちゃんとしてくださいよ!」

瞬「彩…さん」

彩「ちゃんと…私の想いも聞いてください…」

瞬「…はい。」

彩「瞬さんが好きです。」

瞬「はい。」

彩「今は返事は聞きません。全部事が終わったら返事聞かせてください。」

瞬「…わかりました。ちゃんと終わったら…言います。」

彩「今日は帰ります。」

瞬「そうですか。」

彩「返事もらえるまで、ここには来ません。」

瞬「わかりました。」

彩「じゃあ…」


彩出て行く

瞬一人になりしばらくしたあと意を決したように携帯をもちはけていく



彩「んー!いい天気ー!あれから一ヶ月か、私振られちゃったのかな~。
  やっぱり瞬さん、咲さんの事大好きだったみたいだし。
  こんな歳の離れた私がつりあわないか…
  あ~もぅやめやめ!こんなの私っぽくない!
  瞬さんのことを考えるのはやめ!
  今日も一日がんばっていくぞ。」

瞬「おはよう、彩」

彩「うひゃあ!瞬…さん?」

瞬「どうしたの?彩」

彩「い、いえ!別に…」

瞬「今から学校かい?」

彩「はい!といっても、天気がいいので早く出すぎちゃいました。」

瞬「相変わらず子供っぽいねー。」

彩「それは瞬さんに言われたくないですー。」

瞬「あはは…これは手厳しい。」

彩「瞬さんこそ、こんな朝早くに外にいるなんて珍しいんじゃないんですか?」

瞬「それは用事があったからね。」

彩「用事?」

瞬「そう…彩。」

彩「あ、はい!」

瞬「今日家で夕飯食べていかない?」

彩「え?」

瞬「返事、ようやくできそうなんだ。一ヶ月も待たせてごめんね。」

彩「私振られたんじゃ?」

瞬「誰がそんなこと言ったの、勝手に決めるなって言ったのは彩でしょ?」

彩「だって。」

瞬「だってもくそもないの、散々俺に説教しておいて自分の時に逃げるのは卑怯だよ。」

彩「…」

瞬「ありがとう。」

彩「え?」

瞬「彩が背中を押してくれたおかげで前に進むことができた。咲と話すことができた。
  今までの俺は怖がって何もしなかっただけだからね。
  …ようやくふっきれたよ。」

彩「咲さんはどうなったんですか?」

瞬「旦那のところに戻っていったよ。」

彩「え!?だって、瞬さんとやりなおしたいって。」

瞬「ちょっと喧嘩しただけだったみたいだよ、それでやりなおしたいなんていったんでしょ。」

彩「そんな…」

瞬「いいんだよ、元よりそんな気は俺にもなかったし、今欲しいものは身近にいるんだから。」

彩「えっ…」

瞬「続きは夕飯でね。早く学校に行きなさい。」

彩「えー!ここまで言ったんだから最後まで言ってくださいよ!」

瞬「そんなこといってていいのかい?」(時計を指す)

彩「嘘!もぅこんな時間!?」

瞬「いってらっしゃい。」

彩「もぅー!相変わらず瞬さんは意地悪です!」

瞬「そうだね、自覚してる。」

彩「余計に性質が悪いです!」

瞬「あはは。」

彩「学校終わったらすぐ行くんでちゃんと聞かせてくださいよ!
  いってきまぁーす!!」

瞬「いってらっしゃい!」


彩はける


瞬「はぁ~…ロリコンになっちゃったのかな。」






END



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