Arc Jihad(アークジハード)-義の槍と流浪の名刀-

渡来克巳♂ (わたらい かつみ) 24歳 関東支部、探索ニ班の班長、組織の正構成員。
一箇所に留まってられないタイプ、口が悪いが活発な好青年。
山里誠也♂ (やまざと せいや) 17歳 高校生、今は担い手に付いて旅をしている。
幼い頃から剣道をやっている、気は強くないが芯のしっかり通った少年。
千子♂ (せんじ) 年齢不詳 名刀に宿る魂のパーソナリティをインストールされた男性。
掴み所のない性格でとてもマイペース、強き者を求めて旅をする。
趙雲子龍♀ (ちょううん しりゅう) 24歳 三国志の英雄のパーソナリティをインストールされた女性。
快活で感情のはっきりした性格、切り替えも早い。





克巳♂:
誠也♂:
千子♂:
子龍♀:





誠也「ねぇー、千子ー、歩き疲れたよー」

千子「何弱音を吐いておるか誠也、拙者はまだまだ行けるぞ」

誠也「千子こそ何言ってるんだよー、担い手と契約者じゃ体力が全然違うじゃないか」

千子「それには同意する、しかし宿を出て五時間しか歩いてなかろう?」

誠也「五時間も!だよ!」

千子「ほう、普通の人間には五時間も辛いものなのか、済まないな誠也、
   拙者、今覚えた故、以後気をつけさせてもらおう」

誠也「お願いしまーす・・・」

千子「っ・・・・!」

誠也「ん、千子、どうしたの?」

千子「新たな武士(もののふ)の気配」

誠也「え?」

千子「往くぞ誠也、新たな戦いが拙者を呼んでいる」

誠也「ちょ、ちょっと待ってよ千子ー!」

千子「おっとと、そうだ、忘れておったわ、稀代の名刀、天下に祟れ、千子村正、
   先に渡しておくとしようかね」

誠也「そういう意味じゃなくて、ちょ、ちょっとー!」

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子龍「っ、はぁ・・・はぁ・・・、くっ、まだ契約すら出来てないって言うのに、魔剣に見つかっちまうなんて、
   しかも、あの様子だとこっちの気配にも気付かれてるみたいじゃねぇか・・・、
   契約もせずに脱落だなんて、私はごめんだぞ・・・、ん、あれは・・・?」

克巳「はぁ・・・、中々見つかんないもんだなぁ・・・」

子龍「この世界の人間か・・・、彼に賭けるしかないな・・・!すまない、そこ行く者よ!」

克巳「ん、俺か?」

子龍「おぉ、私が見えるか!」

克巳「もしかしてあんた担い手か!」

子龍「まさか、この戦いの事を知っているのか!」

克巳「あぁ、聖剣と魔剣のことも知ってる、あんたは、どっちなんだ」

子龍「そこまで分かっているなら話が早い、我が名は趙子龍(ちょうしりゅう)、
   涯角槍(がいかくそう)の担い手、聖の者なり!」

克巳「聖の者、やっと見つけた・・・」

子龍「担い手を探していた、どういう事だ?」

克巳「辰(たつ)が、俺のダチが魔剣に良い様に使われてるんだ、俺は、あいつを止めてぇ、
   あの魔剣の担い手を倒してぇんだ!」

子龍「友人の為に・・・、ならば戦う覚悟も」

克巳「あったりめぇだ」

子龍「分かった、ならば私がそなたに戦う力を授けよう、そして、私がそなたを守る槍となろう!
   生涯に敵う者なし、来たれ、涯角槍!」

克巳「これが、契約の鍵なんだな」

子龍「そうだ、これを手に取ればそなたの戦いが始まる」

克巳「お望みどおりだ、貰うぞ、その力!」

子龍「契約はなった、これで私とそなたは相棒だ、という訳でいつまでもそなたじゃあれだ、
   名前を教えてもらえないか?」

克巳「渡来克巳だ、よろしく!」

子龍「あぁ、よろしく、克巳!」

克巳「えっと、趙子龍、だったか?」

子龍「子龍で大丈夫だ、いやぁ、堅苦しかった、もう相棒なんだし、素で良いよな?」

克巳「あ、こいつ俺と同類か」

子龍「同類?」

克巳「いや、なんでもない、あぁ、真面目な喋り方はめんどくさいもんな、
   喋り易いのでいいぜ」

子龍「理解のある相棒でよかった、いやぁ主従関係はしっかりって言われたらどうしようかと、
   出来ないわけではないんだけどな、うん」

克巳「やっぱり俺と一緒だ」

子龍「なるほど、克巳も丁寧な喋り方は苦手か、うん、それはありがたい、っと、それにしても、
   思いの他紳士なんだな、魔剣」

克巳「魔剣!?」

千子「おっとと、気付かれておったか、いや、高名な武芸者と見てな、
   是非一度お手合わせ願いたいと思ったまでよ」

子龍「その為に契約が終るまで待ってたってのか」

克巳「・・・・契約者はどこだ?」

千子「おや、落ち着きのない契約者だと思ったが、初陣とは思えぬ発想よ、
   誠也、お呼びのようだぞ?」

誠也「え、で、出なきゃダメ?」

克巳「話がしたい、いるなら出てきてくれ、契約者!」

誠也「・・・・話が目的なら」

克巳「なっ、子供・・・!?」

誠也「む、確かに童顔かもしれないけど、これでも高校生だよ、
   お兄さんだってそんなに年上じゃないでしょ」

克巳「そういう問題じゃねぇだろ、お前、自分が何してんのか分かってるのかよ!」

誠也「・・・・ねぇ千子」

千子「心得ておる、それに、拙者がする事はそれ以外にありはせぬ、
   さぁ大陸の兵(つわもの)よ、早速やりあうとしようぞ!」

子龍「克巳、大丈夫か?」

克巳「あぁ、当たり前だろ」

子龍「ならよし、和の国の剣士よ、技を競い合おうではないか!」

千子「では主らの語り合いを邪魔せぬようにちぃと離れるかね!」

子龍「望む所、いざ!」

千子「よっ、っとと、この辺りなら多少五月蝿くしても邪魔にはならんかね、
   稀代の名刀、天下に祟れ、千子村正!」

子龍「抜いたか、なれば、我が名は趙雲、蜀の趙子龍なり!」

千子「おぉ、この空気懐かしいよな、だが拙者には名乗り上げるような名は持ち合わせぬ故、
    この村正の銘で代わりとさせてもらうとしようかね」

子龍「なるほど、相手の武器は和刀か、ならば、そらぁ!」

千子「ほっ、長物の有利を前面に押し出すか、中々理に適った戦い方、だが!」

子龍「っ、何!?」

千子「潜り込んでしまえばこちらの物よ!」

子龍「くっ!」

千子「そらっ、ほれっ、もういっちょ!」

子龍「よっ、っと、くっ!」

千子「はははっ!よう凌ぐよう凌ぐ!そっからひっくり返して、見せい!」

子龍「言われ、なくとも!」

千子「うぉっとと、一薙ぎで返すとは大陸はちが・・・」

子龍「一薙ぎで終ると、思うな!」

千子「ぬぉ!?」

子龍「そらそらそらそらぁ!」

千子「よっ、ほっ、ふっ!剛も柔も思いのままか、器用なものよ!」

子龍「器用なのはどちらの方だ、柳を打ってるみたいだ、ぞ!」

千子「ふっ、っとっと、いやはや厄介、お主、今までで一番楽しいぞ」

子龍「厄介なのはお互い様さ、全く、初戦からやり辛い」

千子「あっはは!やり辛いのもお互い様だろうて、さてさて、仕合は始まったばかりよ、
   続きと、行こうかね!」

子龍「ちぃ、やってやる!」

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誠也「・・・・・よし、これでゆっくり話せるね、お兄さん、
   お話しするのに名前わかんないのも不便だよね、僕、誠也っていうんだ」

克巳「・・・俺は克巳だ、もっかい聞く、お前、自分が何やってるか分かってるのか?」

誠也「僕は、分かってるつもりだよ」

克巳「なら、なんで魔剣なんかに手を貸す!」

誠也「千子は僕が変わるきっかけをくれた、だから、僕は千子の助けになるって決めた」

克巳「変わるきっかけ・・・、辰と一緒だ、それが、魔剣の罠だって思わなかったのかよ!」

誠也「思わなかったよ、千子はそんな事を考えられるほど賢い人じゃない」

克巳「なんで断言できるんだよ」

誠也「ずっと、って言ってもまだ短い時間だけど、見てれば分かるよ、
   それに、千子はこの世界へ侵略するための戦いなんて、一回もした事無いんだから」

克巳「なん、だって・・・?」

誠也「克巳さんこそ、なんでそんなに魔剣を嫌うのさ、契約だって今日したばっかりなんでしょ?」

克巳「き、決まってるだろ、魔剣は悪だからだ」

誠也「・・・僕は、魔剣全てを悪だって決め付ける聖剣の方が怖いけどな」

克巳「っ・・・!」

誠也「色んな聖剣にあったけど、魔剣と見るや戦闘を仕掛けてくる人ばっかりだったよ、
   こっちの話を聞こうともしないでね、その点克巳さんは戦う前に話せたから安心してる」

克巳「お前は、戦う気が無いってのかよ」

誠也「うん、僕にはない」

克巳「なら何で、あいつは戦ってるんだよ」

誠也「何でって、千子は戦う為にこの世界に来たんだもん、当然じゃないか」

克巳「さっきから言ってる事がちぐはぐじゃねぇか!一体なんだってんだよ!」

誠也「ちぐはぐなんかじゃない、この戦争は、聖剣と魔剣のものだ、
   僕たち、この世界の人間が戦う必要なんてどこにもないでしょ」

克巳「・・・・・言われて見れば、確かに」

誠也「だから、僕は身を守る為だけに、この村正を振るうって決めたんだ」

克巳「身を守る為に・・・」

誠也「克巳さんは、何のためにその槍を取ったの?」

克巳「俺は・・・、あいつを、辰を止める為に・・・!」

誠也「それなら、僕らが戦う必要は・・・」

克巳「ある」

誠也「え?」

克巳「俺は、あいつを止める為にも強くならなきゃいけない、だから・・・!」

誠也「・・・・そういう事なら、けど、怪我しても知らないよ?」

克巳「覚悟の上だ!」

誠也「それじゃ遠慮はいらないね、行くよ!」

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千子「そりゃそりゃ!どうした、だんだん動きが鈍くなってきておるではないか!」

子龍「くぅ、うる、さい!」

千子「っとと、凌ぎ方も単調になっておるなぁ、そろそろ仕舞いかね?」

子龍「はぁ・・・はぁ・・・、まださ、こんな所で死ねるものか」

千子「あっははは!まだまだ青い青い、刃を合わせた者の意くらい読めるようにならぬとなぁ」

子龍「意を・・・、どういう事だ?」

千子「これ以上は無粋よ、語るは剣のみ」

子龍「なるほど・・・、なれば刃を交えるのみ・・・!」

千子「分かれば良い、では参ろうか」

子龍「望む所、行くぞ、はぁ!」

千子「そら、そんな単調な筋では・・・」

子龍「まだまだぁ!」

千子「よっとと、相も変わらず流石だが、それでは先ほどとなんら変わらぬぞ!」

子龍「ふっ、まだだと、言っている!」

千子「うぉ!?」

子龍「これが凌げるか、龍弩発蓮槍!」(りゅうど はつれんそう)

千子「っと、これは、だがまだ拙者には届かぬ、秘剣、千年重!」(ちとせ がさね)

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克巳「ぐぅ!?」

誠也「はぁ・・・はぁ・・・、もう、諦めたら?」

克巳「くっ、なんで、なんで当たらねぇんだよ・・・・!」

誠也「力も体力も克巳さんの方があるのにね」

克巳「そうだ!なのに、なんで!」

誠也「簡単だよ、僕は剣道部なんだ、千子からも刀の使い方を教わってる」

克巳「それがどうした、部活たって実戦には敵わねぇはずだろ、
   俺は実際に命のやり取りだってした事あるってのに・・・!」

誠也「命のやり取りくらい、僕だってした事あるよ、この戦いが始まってからだけどね、
   僕は小さい頃からずっと竹刀を握っていた、戦いが始まってからはずっとこの村正を握っている、
   克巳さんは、槍を使ったことがあるの?」

克巳「っ・・・!」

誠也「その様子だと、ないみたいだね、得物に対する経験の差は、
   そんなに簡単に埋められるものじゃないよ」

克巳「くっ・・・・」

子龍「うぁぁぁあああああ!?」

克巳「子龍!?」

誠也「あっちも終ったかな?」

克巳「子龍!」

誠也「あっ、もう・・・」

克巳M「声の方へ走る、辿り着いた俺の目に飛び込んだのは、
    地に倒れ、首に刀を突きつけられた子龍の姿だった」

千子「拙者の勝ち、だな」

子龍「何故、殺さない」

千子「ん、なんだ、お主は死にたいのか?」

子龍「そんな訳がないだろう!だが、お前は魔剣で、私は聖剣だ、
   本来ならこの首、落ちていても何らおかしくないはず、なのに何故!」

千子「ふむ、話すと長くなるのだ、が・・・、っとと、丁度誠也らも来たようだな」

誠也「千子!」

千子「誠也、そちらも無事のようで何より、
   さて、先に武器を収めてくれるかね、大陸の兵よ」

子龍「・・・・・あぁ」

千子「うむ、では丸腰の敵に刀を突き付けているのもなんだ、拙者も仕舞うとしようかね」

克巳「子龍!」

子龍「克巳・・・、すまない、初陣だというのにみっともない姿を見せた・・・」

克巳「俺だって、俺だって、手も足も出なかった・・・」

千子「何をしんみりしておる、負け戦をしたにも関わらず命がある、
   僥倖(ぎょうこう)以外の何物でもなかろうて!」

誠也「ね、ねぇ千子、それ嫌味以外の何物でもないって」

千子「む、それもそうか、これは拙者が言う台詞ではなかったな、あっははは!」

子龍「冗談などはもういい!私の質問に答えろ、魔剣!」

千子「ん、やはり気付かなんだか、青い青い」

誠也「千子は最初から、殺す気なんてなかったんだよ」

子龍「なんだと・・・!?」

克巳「ま、待てよ、誠也は戦う気が無い、担い手も殺す気が無い、
   なら、お前らは何のために戦って・・・・!」

千子「戦う為に戦っている、拙者はそれ以上でもそれ以下でもない」

克巳「なっ・・・!?」

千子「魔剣だの聖剣だの、世界の存亡だの侵略だのには全く興味なんぞありはせぬよ、
   そこに強き者が居る、ならば手を合わせたい、それだけの事!」

子龍「・・・・はっ、まさかそれでか、どうりで意が読めぬはずだ、殺意がなければそれも道理か!」

千子「おぉ、やっと気付いたか、ちゃんと語っていたであろうて、刀は嘘を吐(つ)かぬよ」

誠也「そういう事だよ、克巳さん、千子はこういう人だ、だから僕も協力してるんだよ」

克巳「魔剣だからって、侵略しに来ている訳じゃ、ない・・・」

子龍「だが、私はまだ納得出来ない」

千子「何故殺さぬ、か?」

子龍「そうだ」

千子「簡単な事、拙者に志が無いからよ」

子龍「志が、ない・・・?」

千子「そう、自分の世界の為に、ないしは侵略を止める為に、そういった志がな」

克巳「強くなりたい、それは志じゃないのかよ」

千子「そもそもそれが間違っておる、拙者は強くなりたいなんぞこれっぽっちも思っておらぬ、
   この剣が何処まで通用するか、それが知りたいだけよ」

誠也「試すだけ、向上する気はない、だから志がないって言ってるんだよ、だってそれは結局どん詰まりでしょ?」

千子「む、誠也よ、中々言ってくれるな」

誠也「だってそういう事でしょ?」

千子「うむ、なんら間違いはないな」

克巳「身勝手だ・・・」

誠也「え?」

克巳「身勝手だって言ったんだ!そんな理由で、戦いをかき回してるって言うのかよ!」

千子「そうよ、だから殺さずなのよ」

克巳「意味わかんねぇよ、ちゃんと説明しろってんだ」

千子「戦わずにはいられぬ、しかし拙者には殺す資格など持ち合わせようもない、
   だから殺さぬのよ、もちろん、殺さねばこちらが殺されるような相手は殺してきたがな」

誠也「でもそれは、誰だって一緒だ、だから僕は安心したんだ、二人は話をしてくれたから」

子龍「初めからこのつもりだったという事か・・・」

誠也「そういう事」

子龍「・・・・待て」

千子「ぬ、まだ何かあるかよ」

子龍「もし、私がお前より強かったら、お前は死んでしまっていたのだぞ、それでもよかったのか」

千子「その時はその時よ、志ある者に斬られるなら、悔いはなかろうて」

子龍「・・・・お前は、強いのだな」

千子「お前に勝ったのだ、当然だろうて」

子龍「ふっ、あっはははは!確かに、確かにそうだ!間違いないな!」

誠也「克巳さんは、納得いってなさそうだね」

克巳「色々あるんだ、そう簡単には納得できねぇよ」

誠也「・・・うん、そうだね」

千子「さて、そちらは納得できたかね」

子龍「あぁ、思えば我が人生など苦難の連続、むしろこれくらいならば幸運だと思えるほどだ」

千子「ならばよし、では誠也よ、次に赴くとしようか」

誠也「うん、分かった、それじゃあ克巳さん、また縁があったら会おう」

克巳「あぁ、また縁があったら」

子龍「縁なら既に出来ただろう、それに、私とまた戦う前に死んでもらっては私が困る」

千子「それもそうだ、では再会を楽しみに戦い続けるとしようかね」

子龍「あぁ。そうだ、まだ名乗っていなかったな、私は子龍だ、お前は?」

千子「拙者は千子だ、うむ、久しぶりに良い縁に巡り会えた、これからが楽しみよ」

誠也「それじゃ、また!」

克巳「あぁ、また」

子龍「・・・・行ったな」

克巳「あぁ、行ったな」

子龍「強くなるぞ、克巳」

克巳「あぁ、強くなるぞ、子龍」

子龍「では、本陣に戻るとしよう、案内を頼めるか?」

克巳「おうよ、帰って一休みしたら特訓だ、俺に槍の使い方を教えてくれ!」

子龍「望む所、では行こうか!」

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誠也「ねぇ千子、次は何処に行くの?」

千子「宛などなく、気の向くままよ」

誠也「強き武士(もののふ)を求めて、だね」

千子「うむ、楽しみよな、こういう出会いがあるから止められぬのだ」

誠也「そうだね!」

千子「誠也も満足げよな」

誠也「久しぶりにちゃんとお話できる人だったしね」

千子「良き二人組よ、また会えると良いな」

誠也「会えるよ、だって、縁が出来たんだからね!」

千子「それもそうな」

誠也「さぁ、行くぞー、楽しくなってきた!」


to be continued...






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シナリオの感想とか演じてみて台本としての感想とかいただけると作者がよろこぶかも・・・w


こちらの台本はコンピレーション企画「Arc Jihad(アークジハード)」にて
書かせて頂いたものです。
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