Assault Memories ~邂逅~  交わらぬ道、ゼラニウム強襲


トーマ=アサクラ♂ 20代半ば
搭乗機体『エンドレス』(終わりがない)
傭兵団『ラインゼーレ』所属の傭兵、エンドレス隊の隊長。
根はマジメだが面倒臭がりやで短気。
長時間戦う事を得意としており、視野も広く幅広い戦い方をする。


タクト=カシマ♂ 10代後半
傭兵団『ラインゼーレ』に新たに入団した傭兵、エンドレス隊隊員。
ビックマウスかつ小心者、すぐテンパる。
ヒットアンドアウェイを得意としており、近~中距離で暴れまわる。


ワタル=ミズチ♂ 30代後半~40代前半 本名:カークス・ブライアント
シュナイドリス軍の教官、大勢の凄腕を送り出している。
人として経験も豊富なため、大人な対応が出来る。
ライフル・ミサイルポット・ブレードを使って堅実な戦いをする。


ユーナ=トージョー♀ 20代半ば
搭乗機体『シーカー』(探求者)
傭兵団『ラインゼーレ』所属の傭兵、エンドレス隊のオペレーター。
面倒見はいいがサラっと核心を突いてくる、物腰は柔らかい。
索敵特化の機体に乗っており、基本的に敵前に立つことはない。


シオン=キサラギ♀ 10代後半
搭乗機体『ノイジィ』(騒がしい)
傭兵団『ラインゼーレ』に新たに入団した傭兵、エンドレス隊隊員。
丁寧で真面目な性格、戦闘になると人が変わる。
固定砲台かつトリガーハッピー、高めの火力を可能な限り撃ちまくる。


♂ウィルバー・マクルーア:25歳。
軽薄なお調子者タイプ。しかし、やる時はやる天才肌。
デスグラッサ軍エリートメンバー【ナンバーズ】のランク7。
搭乗機体は高防御機動二脚型アームドメタル『ゼラニウム』


ラナリィ・ロヒター♀:25歳。
規律に厳しい仕事人間。だが根は穏和で他者思いの優しい性格。
デスグラッサ軍の戦場情報管制を担当する上級管理官。
ウィルバーとは幼なじみであり、アカデミーの同期。


トーマ♂:
タクト♂:
ワタル♂:
ユーナ♀:
シオン♀:
ウィルバー♂:
ラナリィ♀:







ウィルバー「ジャーメインと合流か」

ラナリィ「なんでも、不穏分子の活動が活発化しそうってことらしいけど」

ウィルバー「レジスタンスねぇ・・・?ジャーメインの抱えている部隊でなんとかならないのか?」

ラナリィ「地域制圧と同時に反乱分子の鎮圧行動なんて無理でしょ。だから連絡が来たんじゃない」

ウィルバー「ま、そうなんだけどよ。・・・めんどうくさい」

ラナリィ「ぐちぐち言わない。ウィルバーは制圧も済んで暇してたじゃない」

ウィルバー「後詰(ごづ)めがくるまで待機ってのは性に合わないんだよ。・・・なぁ、ラナリィ」

ラナリィ「なに?」

ウィルバー「本当にこの道であってんのか?」

ラナリィ「まさか、私のオペレートを疑ってるの?」

ウィルバー「いや、別にそんな訳じゃねぇよ?
      ただ、こんな道無き道を行って本当にモートイールに着けるのかって・・・」

ラナリィ「着けるからこうしてガイドしてるんじゃない!
     ・・・まったく、何で私がこんなことしないといけないのよ」

ウィルバー「ちょうど暇してたのがお前しか居なかったからに決まってるだろ」

ラナリィ「こう見えて私、すっごい忙しいんだけど?現場のオペレート以外にも、
     物資の情報管理とか・・・」

ウィルバー「あーっ!わかったわかった!お小言は後で聞くから!今は道案内に集中してくれ!
      夜道は、コクピットからじゃ足元が見えねぇんだから!」

ラナリィ「まったく・・・。後で何か奢りなさいよね」

ウィルバー「アイス3つで」

ラナリィ「5つ」

ウィルバー「腹壊すぞ?」

ラナリィ「崖下へのルートを表示しようか?」

ウィルバー「すんません。5つでいいです」

ラナリィ「ならよろしい。あ、そこから少し道幅広くなるかも」

ウィルバー「ありがたい。これで崖から落ちる心配が減る訳だ」

ラナリィ「油断はしないこと!・・・あれ?」

ウィルバー「あ?どうした。ラナリィ」

ラナリィ「ウィルバーから距離2000の位置に複数のアームドメタルの存在を探知」

ウィルバー「所属は?」

ラナリィ「識別信号はデスグラッサ。・・・でもおかしい。
     この辺りに展開しているチームは無かったはず」

ウィルバー「噂のレジスタンスか?」

ラナリィ「可能性はあると思う」

ウィルバー「なるほど。なら、早めに潰した方が良いな」

ラナリィ「奇襲に都合の良い脇道を表示する」

ウィルバー「おう。ありがとな。・・・んじゃ、お仕事といきますか」

--------------------------------------------------------------------------------------

タクト「おぉー!やっと開けた所に出たぞー!」

シオン「長い山道でしたね・・・」

ワタル「正規のルート以外を通るとあそこまで開けていないとは・・・」

ユーナ「現地民のワタルがそういうって事はかなりの道なんだねぇ」

トーマ「あれはアームドメタルが通る道じゃねぇよ・・・、
    素直に迂回とかするんじゃなかった・・・」

タクト「休憩が欲しい・・・」

トーマ「バッカ、こんな開けた所で休めるか、狙撃でもされたらどうすんだ」

タクト「そっか・・・、そうだよなぁ・・・」

ワタル「だが、今日は休憩らしい休憩もしていない、
    休める場所を探さなければ今後に響くぞ」

ユーナ「心当たりはない?」

ワタル「流石にあれだけ蛇行をしてしまうと現在地を把握しかねてしまう」

ユーナ「そうだよねぇ・・・、うん、一回索敵してみるよ、後で拾った地形データ送るね」

シオン「少しでも土地感のある場所だといいんですけど・・・」

トーマ「最低でも身を隠せるところがありゃなんとかなる、・・・燃料とかは補給したいけどな」

ユーナ「っ、アームドメタル反応あり!デスグラッサ!」

ワタル「デスグラッサだと!」

トーマ「いや、デスグラッサならクライアントだし、大丈夫だと信じたいが・・・!」

ユーナ「接近中、それも結構な速度で、もしかすると話し通ってないかも!」

タクト「マジかよ・・・!じゃあ戦闘に・・・!?」

トーマ「可能なら避けてぇ、通信してみる」

ユーナ「ごめん、お願いね」

ウィルバー「ラナリィ。距離は?」

ラナリィ「残り700。その林を抜けたら目の前に5機」

ウィルバー「速攻でカタをつけねぇとな」

ラナリィ「残り30秒で林を抜ける」

ウィルバー「武装ロック解除。行くぜ。開幕射撃だ」

ラナリィ「抜けた!」

ウィルバー「だぁらぁぁっ!」

ユーナ「っ、全機回避!」

トーマ「マジかよ、ちぃ!」

ウィルバー「避けやがった。勘が良いのがいるみたいだな!」

タクト「俺たちに依頼してきたのデスグラッサなんだろ!なんでいきなり撃ってきてんだよ!」

シオン「やっぱり話が通ってなかったみたいですね・・・!」

トーマ「くっ、こちらラインゼーレのエンドレス!デスグラッサから依頼を受けてる者だ!止まってくれ!」

ウィルバー「狭域回線(きょういき かいせん)で通信?」

ラナリィ「こちら、デスグラッサ軍所属ラナリィ・ロヒターです。
     そちらの行動意図を明確にしてください。さもなくば武力行使に出ます」

トーマ「いっ、マジで話通ってねぇのかよ・・・!シーカー!頼めるか?」

ユーナ「了解。こちら傭兵団ラインゼーレのシーカーです、私たちはデスグラッサの者から依頼を受け、
    シュナイドリスにて作戦活動を行なっております、当方にそちらとの交戦意思はありません、
    どうか銃を下げてください!」

ウィルバー「確認は?」

ラナリィ「取れない。そもそもこっちが仕事を依頼したっていう情報が無い」

ウィルバー「ってことらしいが。どうする?」

ユーナ「嘘・・・!?」

トーマ「おいシーカー、クライアントの個人名は!」

ユーナ「上からはデスグラッサとしか聞いてない、かな・・・!」

トーマ「嘘だろぉ!?」

ユーナ「えっと、こちらに身の証を立てる物はないのだけれど、
    戦闘の意思がないのは本当です、どうか退いてください、
    もしくは見逃していただけませんか?」

ウィルバー「どうするよ。ラナリィ」

ラナリィ「分かっているはずでしょ。ウィルバー」

ウィルバー「だよな。つーわけだ。覚悟しな」

ユーナ「交渉決裂!ごめん!」

トーマ「ちぃ、全員、退くぞ!戦うなよ!」

タクト「っ、そんな無茶苦茶な!」

シオン「分かりました」

ワタル「どちらに向かえばいい?」

ユーナ「出来れば散りたくないなぁ、可能なら2時!」

ワタル「了解した」

トーマ「お前らマジで戦うなよ!多分勝てねぇから!」

ユーナ「了解、エンドレス、前よろしくね!」

トーマ「了解だ!」

ウィルバー「逃がすかっての!」

ラナリィ「敵は全て中量機。持久型だと思うから早期に落とした方が楽かも」

ウィルバー「あいよ!あの装甲ならライフルで抜けるな!」

タクト「な、なぁ!どうしたらいいんだよ!俺どうしたら!?」

トーマ「グロウス、シーカー!誘導しろ!後から追いつく!」

ワタル「了解した、ノイジィ、ティミドゥス、二時の方向だ、走れ!」

タクト「に、二時、二時に逃げる・・・!」

トーマ「さぁてしんがり頑張りますかねぇ・・・!総員行動開始!」

ユーナ「りょうか・・・!っ、ティミドゥス!?」

タクト「来るなよ、こっち来るなよぉ!」

トーマ「まぁたあいつは・・・!しゃぁねぇ!足止めに専念すりゃいけんだろ!」

ウィルバー「あー。穴はアイツか。ラナリィ!」

ラナリィ「はいはい。見えてる。探査機もばらまいてあるから」

ウィルバー「助かる。さってと、目の前のコイツは面倒そうだから後回しかなっとぉっ!」

トーマ「っ、まじかよ!?そっち行ったぞ!」

ユーナ「ちょっと、何やってるの!?」

タクト「嘘だろ!?来るなって言ったじゃねぇかよ!来んじゃねぇよぉ!」

ユーナ「ティミドゥス!あなたが噴かしたら他が・・・!」

ウィルバー「戦場でビビったら負けるんだぜ?っと!一機もらいだ!」

シオン「っ、カシマさん!回避を!」

タクト「なにが、ひっ、うわぁ!?」

ウィルバー「へぇ?あそこから躱したか。中々やるねぇ」

ラナリィ「褒めてる場合?ほら、ロストしかけてるよ」

ワタル「このままでは不味いな・・・!撃たせんぞ!」

トーマ「バカおっさん!撃つなつってんだろ!」

ワタル「味方が狙われて黙っていられるほど、腑抜けてはいない!」

ラナリィ「ミサイル接近!」

ウィルバー「わぁってる!前に突っ込んで回避する!」

ワタル「こっちに向かってくるか、むしろ好都合!」

ユーナ「かわしなさい!無理だって言ったでしょう!」

シオン「援護します、グロウス、回避してください」

ワタル「っ、仕方あるまい、くっ!」

シオン「これで!」

ウィルバー「どわっ!?ったく、チェーンガン積みのヤツかよ!」

ラナリィ「大丈夫!?」

ウィルバー「かすった程度だ。損傷は軽い!」

トーマ「だぁあああ!あいつらガッツリ戦闘しやがって!」

ユーナ「エンドレス!リセットかけて!ここまでやったら言い訳出来ない!」

トーマ「もう当てちまってるもんな!わぁったよ!やりゃいいんだろうが!」

ユーナ「アサルトじゃなくてサブで!」

トーマ「分かってるってんだ!うぉぉぉおおおおおお!」

ウィルバー「あーらら。本気って訳か」

ラナリィ「囲まれてる!1回距離を取って!」

ウィルバー「出来そうもねぇ。火力タイプの裏を抜く!」

ユーナ「ノイジィ撃ち手止めて回避!すれ違い様にやられかねない!」

シオン「っ、はい!」

ウィルバー「へっへ。やるじゃねぇか。だが、囲みからは抜けたな」

ラナリィ「ばか!ウィルバー!後ろ取られてる!」

ウィルバー「は?」

タクト「うわぁぁああああ!来た!?もう無理!やっぱ倒さず逃げるなんて無理なんだ、ってぇ!」

トーマ「っ、あんのバカ!?」

タクト「こっち来るお前が、悪いんだぞぉおおおおお!」

ウィルバー「やっべ!存在忘れてた!」

ユーナ「うわー、こんな混戦久しぶりだぁ!エンドレス早くなんとかして!
    サシでやりあえるのそこだけなんだから!」

トーマ「くっ、この距離じゃ割り込めねぇぞクソ!」

タクト「死ねよぉぉおおおお!」

ウィルバー「ショットガンは当たれねぇなっ!」

ラナリィ「注意!11時方向!」

ウィルバー「ちっ!ライフル持ちか!」

ワタル「ここなら避けれまい、そろそろこの場を頂かせて貰うぞ!」

ウィルバー「ぐっ!くそっ!体勢が!」

ラナリィ「耐久度20%減少!気をつけて!」

ウィルバー「分かってるっての!くそっ!多勢に無勢とはこのことだな!」

シオン「今度は外しません」

ユーナ「あぁー!壊しちゃダメだって!」

シオン「でも相手に引く気配がありません!」

トーマ「このタイミングなら行けるな・・・!ちょっくらリセットすんぞ、ふっとべぇ!」

ウィルバー「なっ!?」

ラナリィ「なに!?どうしたの!?」

ウィルバー「大丈夫だ。あのヤロ、俺を蹴りやがった」

ラナリィ「蹴ったって・・・そんなこと出来るわけ・・・」

ウィルバー「やりやがったんだよったく!衝撃で計器がマヒしてやがる!」

ユーナ「デスグラッサ軍!応答してください!」

ウィルバー「ちっ・・・はいはい。デスグラッサですよー。何用ですかね!」

ユーナ「私と隊長に戦闘の意思はありません!」

トーマ「おい」

ユーナ「もう言い訳は出来ないでしょう!これ以上やってもお互い被害が拡大するだけです、
    お願いします、見逃してください!」

ラナリィ「ウィルバー。動ける?」

ウィルバー「動けるが、これ以上は戦闘できねぇ。動きが悪い」

トーマ「信用はしてもらえねぇかもしれねぇが、本当にデスグラッサの依頼で動いてんだ、
    実際にそちらの陣営としてシュナイドリスと戦闘もしてる、確認してもらえれば分かるはずだ」

ウィルバー「だってよ。ラナリィ」

ラナリィ「ちょっとまって・・・あ、あった。モートイール州奪還作戦事項」

タクト「こ、これ信用してもらえそうな感じ・・・?」

シオン「そう信じたいですね・・・」

ユーナ「どうでしょうか、見逃していただけますかね?」

ウィルバー「わかったよ」

ラナリィ「ちょっと、ウィルバー!?」

ウィルバー「仕方ねぇだろ。こっちも満足に動けねぇし、
      どうやら疑うには証拠が足りない。だろ?」

ラナリィ「そう・・・ね。仕方ないか」

トーマ「ふぅ・・・、んじゃ交渉成立って事だな、そしたらあいつらに先引かせる、それでいいな」

ウィルバー「それでかまわねぇよ。つっても、満足に動けない以上、こっちには拒否権無いしな」

トーマ「ありがてぇ、おいお前ら!」

ユーナ「了解、ほら、みんな、行くよ」

トーマ「俺は後から追いつく、適当な所で待機しててくれ」

シオン「分かりました、それではまた後程・・・」

トーマ「おぅ。・・・はぁ、しんどかった・・・、悪かったな、デスグラッサ」

ウィルバー「本当だ。全く。俺の機体をショートさせやがって」

トーマ「バッカ、俺は最初に言ったぞ、交戦意思はねぇって、ケンカ売ってきたのはそっちだ」

ラナリィ「それに関しては謝ります。とはいえ、今後このような事が起こるのは避けて貰いたいところです。
     貴重なナンバーズの機体を傷つけられるのは大きな損害なので」

トーマ「いやだから先にケンカ・・・!いいや、どうせいたちごっこになる・・・、
    傭兵って仕事柄、次会うときも同じ陣営だって言えねぇのが辛い所だな・・・」

ウィルバー「今度敵で会ったら、今日の借りをを返させて貰うからな」

トーマ「おぉ望む所だ、敵としてあったら容赦なくぶっ壊してやんよ、手心はなしだ」

ウィルバー「期待しとくぜ?・・・あー、最後にもう1つ」

トーマ「あ?なんだよ」

ウィルバー「あのビビリなアームドメタル。手頃な場所で切らねぇと、お前等の誰かが死ぬぞ?」

トーマ「そんときゃそん時だろ、俺の能力が足んなかった、それ以上でもそれ以下でもねぇ」

ウィルバー「へっへ、そうかい。苦労するな、お前。・・・んじゃ、俺もそろそろ退くか」

ラナリィ「近場の基地への経路を送るわ。安全運転でよろしく」

ウィルバー「あいよ。それじゃあな、傭兵」

トーマ「あぁ、じゃあな、兵隊さんよ、・・・・はぁ、次の仕事まで燃料やら保つかねぇ・・・・」

ラナリィ「まだ、通信生きてますね?傭兵さん。聞こえてますね?
     今回の件の謝罪として補給できる基地を用意しました。そちらで受けて下さい」

トーマ「お、ありがてぇ、そんじゃあいつらとも合流しなきゃなんねぇし、
    プライベートコールで連絡出来ねぇか?最近盗聴されたばっかりでさぁ・・・、
    ちょっとおっかないんだよねぇ・・・」

ラナリィ「・・・ちっ」

トーマ「舌打ち!?何、そちらさんも盗聴する気満々かよ!?
    あー・・・、分かった、今の所他の依頼も特にねぇし、
    なんかあったら仕事もさせてもらう、それでいいだろ?」

ラナリィ「いいでしょう。後ほど経路と合わせて送ります」

トーマ「すまねぇな、まぁ俺とシーカーの腕は保障する、よかったら頼ってくれ、そんじゃ」

-------------------------------------------------------------------------------------------------

ユーナ「お、やっと来た、遅かったねぇ、トーマ」

トーマ「わりぃわりぃ、ちぃっと話し込んじまった」

ユーナ「ちょっと、余計なこと話してないよねぇ?」

トーマ「俺がそんなへまするかよ」

ユーナ「そう思ってるから聞くんでしょうに」

トーマ「うっわ、信用ねぇでやんの」

ワタル「それで、話し込んだという事は、何かあるのだろう?」

トーマ「さっすがおっさん!いやぁ分かる奴がいると助かるねぇ」

ワタル「お前は存外に真面目な男だからな」

タクト「トーマが・・・真面目・・・?」

トーマ「うるせぇ、まぁ俺が真面目かそうじゃないかはどうでもいいんだ、補給、出来そうだぞ」

シオン「もしかして、デスグラッサの支援で、ですか?」

トーマ「そういうこったな、今回の謝罪として、
    だってよ、オペのねぇちゃんが手配してくれるそうだ」

ワタル「信用できるのか?」

トーマ「罠だったらぶっ潰す、そんだけだろ?」

シオン「弾薬は・・・、足りそうですしね、その時は壊しても良いんですよね?」

ユーナ「本当に罠だったらだよ、まぁそうならない事を願いたいね」

タクト「おいおい・・・、大丈夫なんだよな、本当に大丈夫なんだよな・・・?」

トーマ「お国がどうこうは置いといて、あいつらは良い奴そうだったし、
    行けんだろ、っと来た来た、ユーナ、ルート送るぞ、誘導よろしく」

ユーナ「りょーかい、お、そんなに遠く無さそう、それじゃ行きましょー」




to be continued...


もどる