冬の木のクリスマス

※こちらは冬木の書いた台本のキャラで一人クロスオーバーした台本です。

焔♂ 18歳 箱庭の世界で主人公、熱血バカ、負けず嫌い
ミカエル♂ 24歳 擬天黙示録主人公、堅物、真面目、真名はアーサー
蒼夜♂ 17歳 蒼い夜の吸血鬼主人公、受け、ツッコミ、可哀想な子
火炎♀ 18歳 箱庭の世界でヒロイン、どこにでもよくいそうな女の子、これぞ正ヒロイン
ガブリエル♀ 24歳 擬天黙示録ヒロイン、真面目、お姉さん、真名はアンジェリカ
ルージュセイヤ♀ 136歳 蒼い夜の吸血鬼ヒロイン、お姫様、見た目13歳、合法ロリ、愛称ルーシェ




焔♂:
ミカエル♂:
蒼夜♂:
火炎♀:
ガブリエル♀:
ルーシェ♀:




蒼夜「クリスマスですね!」

ルーシェ「うむ、クリスマスだの!」

焔「なぁ、初っ端で出端挫いて悪いんだが・・・」

火炎「クリスマスって・・・何?」


ガブリエル「冬の木のクリスマス」


ミカエル「何、お前たち、クリスマスを知らないのか?」

焔「知らないも何も、俺たち世界が違うからなぁ・・・」

ガブリエル「確かに貴方たちの世界では神と言う概念が全く違うものね、
      簡単に説明させてもらうと、とある神様の降誕を祝う日よ」

ミカエル「しかし、何故私たちがあの御方以外の降誕を祝わなければいけないのだ」

蒼夜「天使がそんな事言ってしまってもいいんですか・・・・?」

ミカエル「当然だ、我々の神はイ・・・」

蒼夜「わぁぁぁああああ!ストップストップ!」

ミカエル「ではないからな」

火炎「ふふっ、氷雪と会長を見てるみたい」

焔「こっちの方が大変そうだけどな」

ルーシェ「良かったな!ソーヤの大変さを分かってくれる者がおったぞ!」

蒼夜「分かってるなら手伝ってくださいよぉ!」

ルーシェ「イヤじゃ、折角の日の目なのだぞ?ここで目立たずしてどこで目立てと言うのじゃ」

蒼夜「ツッコミ手伝ってくれれば出番増えると思うんですけどねぇ・・・」

ルーシェ「む、そうなのか、な、なら、なんでやねーん!」

焔「ふぐぅ!?」

火炎「焔!」

ルーシェ「こ、これでよいのか」

蒼夜「良くないですよ!」

ガブリエル「常識人って大変ねぇ・・・・」

蒼夜「わ、分かってくれますか・・・・」

ガブリエル「えぇ、物凄く」

焔「い、一番大変だったの、全力で裏拳喰らった俺だと思うんだけど・・・・」

火炎「えっと、私に分かるように比較できる人っている・・・?」
      
焔「いや、覚悟できてればダメージもうちょい小さいんだろうけど・・・、
  いきなり腹に入れられたら来るって・・・・」

ルーシェ「それはお主の身長が高いのがいかんのだ」

焔「その無茶な自分基準やめてくれよ!」

ミカエル「それでだが、そろそろ帰っていいか?我々が祝う義理は無いのでな」

火炎「んぅー、私たちも自分の世界にいない神様の生誕を祝えって言われても、実感は湧かないよねぇ・・・」

ガブリエル「と言う事はそろそろ解散かしら?」

ルーシェ「そ、ソーヤよ、このままでは出番が終ってしまうぞ、なんとかせぬか!」

蒼夜「僕任せですか!?えっと、えっとー・・・、そうだ、あ、あの!」

ミカエル「ん、なんだ?」

蒼夜「僕の育った国ではですね、クリスマスには親しい人同士で集まって祝うって風習があるんですよ!
   あまり神様とか宗教とか関係なく、家族だったり恋人だったりで一緒にって!」

ミカエル「なるほどな、だが私には一緒に祝うような・・・・」

ガブリエル「それ素敵!ねぇアーサー、折角番外的な雰囲気で戦わなくてよさそうだし、
      たまには羽を伸ばしましょうよ!」

ミカエル「だが私には悪魔を倒すという使命が・・・」

焔「お、ちょっと待て」

火炎「テレパシーだね、なんだろ?」

ガブリエル「何々・・・、ここは不思議空間となっております」

ルーシェ「本来あなた方の敵である邪教やら悪魔やら王子派は存在しません・・・?」

蒼夜「今いる六人で思う存分お楽しみください・・・かぁ」

ミカエル「だからそんな事をしてる場合でないと・・・、ん、何、楽しまねば出られないと・・・・」

火炎「まぁまぁ、向こうの時間の進みがどうかは分からないけど、楽しめば出れるんだし」

ルーシェ「楽しまねば損!っと言う事だの!」

焔「楽しむのなら任せろ!・・・・つっても何すればいいんだ?」

ミカエル「私は、正直よく分からない」

ルーシェ「お主はあまり楽しんできているようには見えぬからのぉ」

ミカエル「う、うるさい!私とて、楽しい事くらい・・・・!」

ガブリエル「悪魔討伐?それとも作戦会議?あぁ訓練かしら」

ミカエル「く、今日は突っ掛かるな、ガブリ・・・」

ガブリエル「アンジェ、でしょ、アーサー?」

火炎「ふふっ、アンジェさんの方が一枚上手みたい」

ミカエル「あぁそうだな!」

ルーシェ「鉄仮面剥がれる、だの」

焔「どんまい、アーサー」

ミカエル「納得いかん・・・・」

ガブリエル「ふふっ、たまにはいいでしょ?」

ミカエル「・・・・まぁ、そうだな」

ルーシェ「あれか、こういう時に使うのだな?」

蒼夜「へ?何をですか?」

ルーシェ「リア充は爆発するのじゃー!」

火炎「リア・・・・?」

ガブリエル「充・・・・?」

焔「エクスプロードしたらいいのか?」

蒼夜「え、エクスプロード?」

ミカエル「凄く、嫌な予感しかしないんだが・・・」

蒼夜「ルーシェ様、爆発じゃなくてエクスプロードって頭に入ってきたんですけど、どういう事ですか?」

ルーシェ「うむ、私の頭の中にもそう入ってきたという事は固有名詞なのであろうな」

蒼夜「やめてあげてくださいぃぃいいいいい!」

火炎「うん、そうだね、ツッコミとかそういう問題じゃなくなっちゃうから」

ガブリエル「あの、私の予想が間違ってなければ・・・・」

焔「あぁ、攻撃技だ」

ガブリエル「お願いだから平和でいさせて」

ルーシェ「凄く切実だの」

ガブリエル「えぇ」

火炎「でも普段みんな大変なんだもん、たまにはこういうのもいいよね」

蒼夜「そうですね、息抜きも大切ですよ!」

ミカエル「では、息抜きはいいが、まずは何をするんだ?」

焔「実は、こんな物をさっき貰ったんだ」

蒼夜「何時の間に!?ま、まぁご都合主義ってことで・・・、プチシュークリーム、ですね、でもクリスマスになんで・・・・?」

ルーシェ「ほほぅ、なるほど、そういう事か・・・」

ガブリエル「一人で納得してないで皆にも教えてくれない?」

火炎「一緒にお手紙を貰ってます!えー、このシュークリームの中、五つにからしがたっぷり入ってます!」

ミカエル「・・・・何のためにだ?」

蒼夜「ロシアンルーレット、ですね」

ルーシェ「そういう事だの」

ガブリエル「つまり、からし入りを食べないようにすればいいのね・・・?」

焔「よし、折角だし勝負にしようぜ、チーム戦で最後まで残った人がいるチームの勝ちで!」

ミカエル「ほう、今日は悪魔とではなく、異世界の戦士と勝負か、面白い」

ルーシェ「これは負けられぬなぁ、のぅソーヤ!」

蒼夜「ですね、さて、順番はどうしましょう?」

火炎「女性陣でじゃんけん、負けた順でって感じでどうかな?」

ミカエル「先に食べるのは男性陣で問題は無いな?」

焔「おうよ、そしたら音頭は取らさせてもらうぜ、最初はグー、じゃんけん・・・・!」

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ガブリエル「ごめんねアーサー」

ミカエル「全く問題は無い、当たらなければいいんだ」

蒼夜「流石ルーシェ様!ばっちり三番手ですね!」

ルーシェ「ふふん、そう褒めるでない、当然じゃからな」

火炎「うぅー、ルーシェちゃんじゃんけん強い・・・」

焔「凄まじいあいこ合戦だった、執念を見た気がする」

ミカエル「さて、雑談はここまで、ここから先は真剣勝負だ」

ルーシェ「出落ちしても構わぬのだぞ?」

ミカエル「ふん、そう簡単には終らん、さぁ、行くぞ、むぐ・・・、うん、うまいな」

ルーシェ「むぅ、流石に一発で、とは行かぬか」

焔「そんな簡単に行くわけがないっつーの、ほい、うん、うまい」

ガブリエル「そうね、折角だし盛り上がって来てからじゃないと」

ルーシェ「よし、次はソーヤの番だの、頑張るのじゃ!」

火炎「あ、そうそう、こういうのには言いだしっぺの法則って物があって・・・」

蒼夜「ふ、不吉な事言わないでくださいよ、そんな一巡目で当たるなんて・・・、むぐ、っー!?」

火炎「あ・・・」

ミカエル「見事なフラグ回収だったな」

焔「いやぁ、美味しいなぁ、お前」

蒼夜「げほっげほっ・・・おいひくないでひゅよぅ!」

ガブリエル「うん、この子可愛いわ」

ルーシェ「ソーヤ・・・、私を見守っていてくれ、仇は私が取るからの・・・」

蒼夜「死んだことになってませんそれ!?」

焔「そう簡単に俺らを殺れると思ったら大間違いだぜ、返り討ちにしてやる」

蒼夜「なんか物騒な話になってきてるぅぅうううう!」

ガブリエル「ふふっ、それじゃ次は私ね、いただきます、あむ、うん、美味しいわ」

火炎「アンジェさん、凄いスルースキル・・・・、えっと、じゃあ私は、これっ、んー、うん、美味しいっ」

ルーシェ「私は、負けない、ソーヤのためにも!むぐ、うむ、美味しいの」

ミカエル「ふむ、一巡目の戦死者はゼロか、中々やる」

焔「そんな間抜けな事を主人公&正ヒロインがやらかすかよ!」

蒼夜「無かったことにされてる!?」

ミカエル「さ、二順目、あむ、うむ、当然だな」

火炎「うんうん、まだ始まったばっかりだしね」

焔「よし、つっぎ、よっ、はむ、うん、美味い美味い」

蒼夜「さ、さっき無かったことにされてたし、次はぼ・・・・」

ガブリエル「それじゃ、女性陣ニ順目、いただきます、うん、美味しいわ」

蒼夜「あぁ、なるほど・・・、いなかったことになってるんだ、僕・・・・」

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ルーシェ「とうとう、ここまで来たか・・・」

ガブリエル「残り三人、残ったシュークリームは三つ・・・・」

焔「外れは三分の二、これで、勝負が決まる・・・・!」

火炎「うぅ・・・・、からかった・・・・」

ミカエル「くっ、最後まで残れぬとは、不覚、無様・・・・」

蒼夜「ミカエルさん、それは嫌味ですか・・・・」

ミカエル「ん、蒼夜、今までどこに行っていたんだ、敵前逃亡とは情けないぞ」

蒼夜「ずっといましたー!途中で会話もしましたー!」

火炎「まぁまぁ、落ち着いて蒼夜君、美味しかったからいいじゃない、私たちなんてダイジェストもないのよ?」

蒼夜「そういうメタ発言やめません!?」

ルーシェ「騒がしいぞソーヤ!クライマックスくらいは静かに見守っておるものだ!」

蒼夜「・・・・・はい」

ガブリエル「うわぁ、これで勝敗決まってしまうのよね・・・」

焔「さっ、泣いても笑ってもラストだ、潔く行こうぜ!」

ガブリエル「そうね、・・・・・はむ!っ、んぅぅぅうううう!?」

ルーシェ「ふっふっふ、これで擬天組はゲームオーバー、だの」

ガブリエル「ごほっごほっ、ごめんなさい、アーサー・・・・」

ミカエル「仕方が無い、よく頑張ったな、アンジェ」

焔「・・・・・・って事は、二分の一、か・・・・」

ルーシェ「泣いても笑っても、それが最後だの?」

火炎「焔、頑張って!」

焔「おうよ、さって、いただきます!・・・・・・・」

ルーシェ「・・・・ふっ、勝ったの・・・」

焔「ニヤリ、ごちそうさまでした、あぁー美味かった」

火炎「おぉ!やったね焔ぁ!」

ミカエル「これで、箱庭組の勝利が」

ガブリエル「決定した、と言う訳ね」

蒼夜「す、すみませんでした、僕がふがいないばっかりに・・・」

ルーシェ「これは・・・、いやそんなはずはない、だが、美味しく食べられたと言う事はさっきの物が正解・・・、
     だが残されたこの一つは・・・」

焔「にっひっひー、どうした、分かってても食べないと不公平だぜ、お姫様?」

ルーシェ「くっ・・・、已むを得まい、・・・・あむ!・・・・・あれ?」

蒼夜「どう、したんですか?」

ルーシェ「美味しい・・・・?」

焔「くっ、あっははははは!やった・・・!俺満足!」

ミカエル「どういう事だ?」

焔「まぁ試合は俺の負けって事だよ、気分は勝者だけどな」

ガブリエル「・・・・・まさか、さっきの?」

焔「そ、からし入り」

火炎「え、焔、あれ無表情で食べたの!?」

ルーシェ「やはりか・・・!卑怯ではないか!」

蒼夜「卑怯?っというか、やはり?」

ルーシェ「・・・・・・はっ」

ミカエル「そういえば、選ぶ時も迷いが無かったが、何かトリックでもあるのか?」

ルーシェ「・・・・・匂いだの」

ガブリエル「あぁ・・・・ってえぇ!?」

火炎「吸血鬼って・・・・、凄いのね・・・・」

蒼夜「ほぇ〜、そんな事も出きるんですねぇ・・・・」

焔「お前も出きるんじゃねぇのか、同じ吸血鬼だろ?」

蒼夜「・・・・・・あ」

ルーシェ「気付いてなかったのだな、てっきり美味しいポジションを取りに行ったのかと思ったのだが」

蒼夜「そんな訳ないじゃないですか!分かってたなら教えてくださいよ!」

ルーシェ「そんな事をしては敵に手の内が割れるではないか!」

焔「・・・・・ずりぃ〜」

ルーシェ「出番が欲しかったのじゃ、良かろう!お主達は台本数も多いのだから!」

蒼夜「っと言うわけで蒼い夜の吸血鬼をよろしくお願いします!」

ルーシェ「これでステルスマーケット成功だの!」

ミカエル「それを言ってしまったらステルスではないのでは・・・・」

火炎「うん、私もそう思う・・・」

ガブリエル「それも、わざわざこんな季節物の中で宣伝しなくても・・・・」

蒼夜「はい、っと言う訳で皆様よいクリスマスを!」

ルーシェ「メリークリスマス!」

焔「おいこら勝手に〆んな!」

ガブリエル「えっと、これにて、冬の木のクリスマス、閉幕でございます」

火炎「ねぇいいの?こんなグダグダな〆方でいいのー!?」




おしまいw





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シナリオの感想とか演じてみて台本としての感想とかいただけると作者がよろこぶかも・・・w